オンワードホールディングスは、子会社のオンワードパーソナルスタイルスーツが手掛ける「カシヤマ(KASHIYAMA)」と「ゾゾタウン(ZOZO TOWN)」によるオーダーメイドビジネスにおける協業を発表。また8月下旬から、ゾゾタウンへの出店を一部ブランドで再開することを同時にリリースした。
長年培ってきたデータから日本人の約95%を包含できる豊富なサイズを展開し、自社による生産プラットフォームを有するカシヤマと、ゾゾスーツ (ZOZOSUIT)から得た100万件以上のサイズビッグデータを蓄積し、年間800万人以上のサイト購入者数を有するZOZO。今回、両社の膨大なボディデータから、幅広いサイズバリエーションに対応し、オンライン完結で簡単にオーダーメイドファッションが注文できる仕組みを開発した。
第1弾として、8月下旬からメンズ・ウィメンズのオーダーメイドセットを発売。ZOZOが展開するサービス「マルチサイズ」を活用する。これは、「身長」と「体重」を選択するだけで、100万件以上の体形データの活用により簡単に自分に合ったサイズのアイテムが注文可能なオーダー方法。ジャケット73サイズ、パンツ128サイズの中から利用ユーザーにあったサイズを自動的にリコメンドしてくれる。メンズでは身長148〜197センチメートル、体重41〜115キロのサイズに対応。ウィメンズでも同等のサイズレベルと対応する予定だ。
今後は、カシヤマで展開しているウィメンズのシューズをはじめ、新規アイテムの開発・販売も計画。オーダーメイド×オンライン完結型ビジネスモデルにより、5年後には100億円規模の売上を目指していくという。
また、ゾゾタウンにおける出店を再開するのは、「Jプレス(J.PRESS)」「ジョゼフ(JOSEPH)」、「トッカ(TOCCA)」、「ポール・スミス ウィメン(Paul Smith Women)」、「エニィスィス(any SiS)」、「エニィファム(any FAM)」、「フェルゥ(Feroux)」、「シェアパーク(SHARE PARK)」、「Lサイズオンワード(L size ONWARD)」、「Sサイズオンワード(S size ONWARD)」、「グレースコンチネンタル(GRACE CONTINENTAL)」、「ティアクラッセ(Tiaclasse)」、「シュット!インティメイツ(Chut!INTIMATES)」の計11ブランド13ショップ。なお、オンワード樫山の主力ブランドである「23区」「組曲」「ICB」「自由区」は参加していない。