良品計画が運営する、アトリエ ムジ ギンザ(ATELIER MUJI GINZA)が、「リサーチ! プロセスを魅せるデザイン」を、東京・銀座のアトリエ ムジ ギンザ ギャラリー1・2(ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2)にて、7月1日から8月28日の期間で開催中。
同展では、生活を取り巻くあまたのものたちが、もし、その背景にあるリサーチとプロセスを語りはじめたら? 何に気づき、生活はどのように変わるだろうかという疑問から、クリエイターがうみだす新しい「デザイン」に注目。出品作家は、リサーチをかたちにする先駆的な作家として知られる、クリスティン・メンデルツマをはじめ、今、国際的な注目を集める若手、シモン・バジェン・ボテロ、簑島さとみ+ポリン・アグストーニの3組。オランダ、アイントホーフェンにある「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン」のDAE出身者たちの作品を通して、新たなデザインの地平線を視覚化して表現した。
彼らに共通するのは、現代にさらにものを生み出すことへの根本的な問い、徹底したリサーチ、そしてプロセスそのものまでも作品とする手法だ。3組それぞれのリサーチとプロセスで魅せる作品は、見る者の好奇心を「もの」の背景にある物事へと向かわせ、これまでシンプルな「使い手」として見てきた日常的なものの風景や感性、美の意識までを一変させる力を感じさせるのが魅力。空間構成を手がけたのは、同じくDAE出身、現在は大阪を拠点に活動するプロダクトデザイナーの吉行良平氏。日用品の設計を中心に、手を動かし実験、検証を重ね、あるべき色、形を探る空間にも注目だ。
会期中は出展作家らのトークセッションをはじめ、彼らの出身校であるオランダ・DAEの驚きの講義について解き明かす関係者のオンラインでのトークセッションを予定する他、ワークショップも開催予定となっている。
「リサーチ! プロセスを魅せるデザイン」展
会期:2022年7月1日(金) ― 8月28日(日) ※休館は店舗に準ずる
時間:11:00―21:00
会場:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 入場無料
主催:株式会社良品計画
協力:オランダ王国大使館、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン、KANAIKOUGEI
後援:コロンビア共和国大使館
イラストレーション:簑島さとみ
グラフィックデザイン:株式会社SARAVAH design
空間構成:吉行良平
施工: HIGURE 17-15 cas
キュレーション:田代かおる