虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE」は、体験型エキシビション「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」を8月9日に開幕した。2024年に結成25周年・メジャーデビュー20年目に突入するアーティスト・Perfumeの25周年の皮切りとなる。
さまざまな先端技術や舞台演出で時代を先取りしてきた、Perfumeのライブステージ。そのステージが成立する前提には、制御されたテクノロジー演出と体の動きを完全に一致させることができる、メンバーらの身体性の高さがある。本展は、彼女たちの驚異的な「身体性」とその舞台を支えるクリエイターたちの「テクノロジー」のそれぞれが研鑽を重ねて生まれる“奇跡の同期(シンクロ)”をテーマに、Perfumeが作り上げてきたライブステージの軌跡を再現し、それをPerfume視点で体験することのできるエキシビションである。およそ1,500平米の広大なギャラリーには12の展示体験があり、彼女たちが重ねてきた過去から現在、そして未来に至るまでのさまざまな展示を通して、訪れた方のクリエイティビティを刺激する。
会期中には本展をさらに楽しむためのさまざまなコンテンツも用意。ギャラリー内では、音が立体的に聞こえる音声技術「バイノーラル録音」を用いて、展覧会を彼女たち3人と一緒に巡っているような体験ができる「VOICEツアー」が登場。25年ともに過ごしてきたからこその彼女たちの会話のシンクロを、まるでその会話の中に自分も加わっているような臨場感で体験することができる。イベントでは、会期中の週末金曜日に展示室をディスコフロアにしたDJイベント「DISCO!DISCO!DISCO!」を開催。前半の3日間は、ブレイク前のPerfumeとゆかりがあり2013年に惜しくも活動を終了したJ-POP DJ集団「申し訳ないと」が本イベントのために11年ぶりに再結集することが発表され、8月5日に発売されたチケットは即日完売した。
さらに食でも楽しめる仕掛けとして、メンバーが監修したフード・スイーツなどの本展オリジナルコラボメニューを虎ノ門ヒルズのレストラン・カフェ3店舗で提供する。さらに、本展の入場チケットを提示すると虎ノ門ヒルズの38店舗で割引や特典が受けられる「チケ得」も展開する。
また、開幕前日行われた記者発表会では、Perfumeのメンバー3名が登壇。
あ~ちゃんは、「25年って言われると長く活動されている偉い人っていう印象が自分の中ではあるんですけど、私たちは何も変わらずにここまで活動してきたので、何にも偉くないし何にも変わってないっていうのが、私たちなんです。
25年出会ってきた方々に支えられて、その方が愛を持って接してくださったおかげで、こういう展覧会でお祝いしたいよって言ってくれる人がいてくれるということが、何より25周年やってきた行いの結果かなって、神様も見ていてくれてありがとうって思います。
こんな展覧会ができるとは思ってなかったですけど、これができたならもう何も後悔ないわ、と思うくらい、私たちの大アーカイブになったので、よければ皆さま見ていただければと思います。」とコメント。
かしゆかは、「自分たちが25周年というタイミングで、こんなに大きな展覧会をさせていただけることがとても嬉しいです。
今までPerfumeが私たちだけではなくて、私たちの大切な方々の色々な想いでここまでこられて、こういう技術がPerfumeだって思ってもらえるまできたのが、3人だけの力じゃないということが伝わるといいなと思っています。
お子様からおじいちゃんおばあちゃん、そしてPerfumeのことを名前しか知らないという方が体験してみても本当に楽しいと思うので、ぜひ遊びに来てほしいです。よろしくお願いします!」と続けた。
また、のっちは、「新しいアルバムが2年ぶりに出ます。コンセプトが面白いアルバムなのでぜひ期待してほしいのと、先駆けてPerfume Disco-Graphyで聴ける「IMA IMA IMA」も、新アルバムのストーリーの根幹に関わる曲なのでしっかり聞いてほしいと思います。
コラボフードもすごく美味しくて「虎ノ門ヒルズ最高!」という感じなので、ぜひ展示だけではなくさまざま楽しみ方をしていただきたいです。」とトークを展開した。