ファッション企業によるデジタル戦略が加速されるなかで、マーケティングトレンドの一つとなっているのが、オウンドメディアの活用。オウンドメディアとはその名の通り、企業自らが運営するメディアであり、資産のこと。他メディアへの広告やPRだけにコストをかけるのではなく、自社メディアのコンテンツを充実させることで情報発信力を強化し、顧客へダイレクトに情報を届けるというマーケティングの仕組みだ。ブランドとその顧客が繋がる”ハブ”となり、その繋がり(関係性)を強化する機能を担うとして、注目されている。
今回はその中から現在、WEBマガジンとして自社の情報発信を行いながら、自社ブランド以外の情報もコンテンツとして充実しているものを中心にファッション・スポーツブランドのオウンドメディア、10選をまとめた。それぞれに特徴があるので、是非サイトで確認してほしい。
| 1. SHIPS MAG
運営:シップス
URL:http://www.shipsmag.jp/
| 2.THE JOURNAL
運営:ジャーナルスタンダード
URL:http://journal-standard.jp/special/jsl/2015aw/
| 3.LUMINE MAGAZINE
運営:ルミネ
URL:http://magazine.lumine.ne.jp/
| 4.G.PAPER
運営:ジーユー
URL:http://www.gu-japan.com/gpaper/
| 5.NEWYORKER MAGAZINE
運営:ニューヨーカー
URL:http://www.newyorker.co.jp/magazine/
| 6.ANNA SUI MAG.
運営:アナスイ
URL:https://mag.annasui.co.jp/
| 7.BAG’S LIFE by EASTPAK
運営:イーストパック
URL:http://bagslife.jp/
|8.OnitsukaTigerMAGAZINE
運営:アシックス
URL:http://www.onitsukatigermagazine.com/
|9.WACOAL BODY BOOK
画像:ワコール
運営:ワコール
URL:http://www.bodybook.jp/
|10.SPORTS FIRST MAG
運営:ゴールドウィン
URL:http://mag.sportsfirst.jp
見え観の違いやコンテンツの大小問わず、上記以外にもオウンドメディアの強化施策は数多く展開されている。そうしたなかで、サイト構築の初期コストに加え、コンテンツ開発などで継続的に運用するランニングコストを要するオウンドメディアではなく、インスタグラムなどのSNS単位でコンテンツを開発し、そのプラットフォーム内で情報発信を強化する”分散型メディア”という考え方の潮流も出てきている。ただ、それぞれメリット・デメリットも言われており、正解は一概には言えない。今回まとめたオウンドメディアをはじめ、これらは今後、注目が高まるファッションマーケティングの重要トピックといえそうだ。