無印良品初のホテルとして話題の「MUJIホテル」が、中国・深センに「MUJI HOTEL SHENZHEN」として2018年1月18日、北京に「MUJI HOTEL BEIJING」として2018年3月20日、開業する。
MUJIホテルは、「アンチゴージャス、アンチチープ」がコンセプト。ちょうど良い価格で良く眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービスを提供。良品計画では、旅や移動は、いまやくらしの一部となり、非日常から日常の延長へ、用意されたことを消費するだけの旅行から、自ら作り出す自分だけの体験へと、その需要は変化しているとみる。MUJIホテルはそういった需要に対応し、無印良品の店舗と連携することで、タオルの手触り、コンセントやスイッチの配置、レストランのメニューや空間などを通して、無印良品の思想を体感できるホテルを目指すという。
MUJI HOTEL SHENZHENは、中国広東省深セン市の中心地にほど近い場所に建設中の総合商業施設・深業上城(UpperHills)内にオープン。2階にレセプション、4階から6階に79室の客室を設ける。また、同2階には「MUJI Diner」を導入し、宿泊者が朝食から夕食、バータイムまで利用できる空間となる。全体コンセプトと客室内のデザインを無印良品が行い、運営は深業上城(UpperHills)のデベロッパーである深業グループの深セン深業酒店管理有限公司が行う。
MUJI HOTEL BEIJINGは、天安門広場前門南側、北京市の新たな文化発信シンボルとなる「北京坊」に建設する。客室や共用部の一部に無印良品の家具やアメニティグッズを取り入れ、滞在しながら無印良品のライフスタイルを楽しめるホテルだ。1階にレセプション、ラウンジ、ブックショップ、ミーティングルーム、Café&Meal MUJIを、2階から3階に客室42室、4階には天安門広場を望むルーフトップテラス付きのレストラン「MUJI Diner」をオープン。建物の地下1階には無印良品の店舗などが入居する。企画および内装設計をUDSと誉都思建筑咨询(北京)有限公司が行い、UDSの中国現地法人でホテル・飲食の運営事業を専門に行う誉都思酒店管理(北京)有限公司が経営を行う。
公式ウェブサイトもスタート
なお、MUJIホテルは、東京・銀座でも日本初となる同ホテルを計画する。開業は、2019年春を予定。