三井不動産の新商業施設「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区有楽町1-1-2)が3月29日、東京・日比谷に開業する。東京・六本木の「東京ミッドタウン」に続く2つ目の東京ミッドタウンブランドとなる同施設には、全60店舗の商業テナントがオープンする。
東京ミッドタウン日比谷は、地上35階・地下4階建て、延床面積は約18万9,000平方メートルで、オフィス・商業フロアから構成。東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷」駅に直結、JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅からも徒歩5分という好立地だ。
地下1階から地上7階の商業フロアには、日比谷公園を一望できるレストランやライフスタイルショップ、11スクリーン・約2,200席のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」など全60店舗が出店する。
ニューヨークで街の小食堂として人気のレストラン「ブヴェット(Buvette)」がパリに続き、日本初上陸するほか、クリエイティブディレクター・南貴之と老舗書店「有隣堂」による複合型店舗「ヒビヤセントラルマーケット(HIBIYA CENTRAL MARKET)」、世界唯一のレクサスのブランド体験型施設「LEXUS MEETS…」や、パリの中山豊光シェフが手掛ける「TOYO」による「RESTAURANT TOYO」、ファッションデザイナー本間正章が手掛ける「マスターマインドジャパン(mastermind JAPAN)」国内初の旗艦店「マスターマインド トーキョー(MASTER MIND TOKYO)」といった計6店舗が日本初出店となる。
また、新業態として「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」による「THE NORTH FACE PLAY」、コスメブランド「スリー(THREE)」による「食を通した健康と美」がテーマの「リバイブキッチンスリー(REVIVE KITCHEN THREE)」、代官山の人気ビストロ「Ata」と新潟「カーブドッチワイナリー」による「Värmen」、東銀座の立ち呑み割烹「三ぶん」が移転し、椅子席もある割烹酒亭「三ぶん亭」を併設オープン。何か月も予約が取れない阿佐ヶ谷の人気店の2号店目「鮨なんば」など22店舗。「ニュートラルワークス(NEUTRALWORKS.)」などの商業施設初出店14店舗も揃う。
人気イタリアン、サローネグループの旗艦店「SALONE TOKYO」や創業450余年の京都の老舗料亭「瓢亭」の新業態など、人気と実力を兼ね備えた有名店が集結。博多の老舗和菓子店「鈴懸」、東京初出店となる「住吉酒販」など個性溢れる食物販と、地下1階にはバラエティ豊かな8つの業態が集まる都心型フードホール「HIBIYA FOOD HALL」も出店する。
出店ラインナップは、飲食テナントが充実している印象だ。日比谷の新たなランドマークとして観光客はもちろん、近隣のオフィスワーカーなど多くの来店客で賑わいそうだ。