女性ファッション誌「ギンザ(GINZA)」が、5月11日発売の6月号からリニューアルした。
マガジンハウスが発行する「ギンザ」は、創刊から21年。今回、河田紗弥・新編集長のもと、装い新たにスタートする同誌がいま一番伝えたいことは、「ファッションの持つ、ささやかだけれどたしかな楽しみ」だ。リニューアルから、3つのテーマを軸に展開する。以下、リリース原文ママ。
1.Mode For Beautiful.
「このワンピースを着たらかわいくなれるだろうな」、「今季のあのブランドのジャケット、こうスタイリングすると素敵」……都会に暮らし、モードに対する健康的な関心がある女性たちの心に、ポジティブなさざ波が立つようなファッション特集をお届けします。洋服だけでなく、ヘアメイクや言動もTPOに合わせて上品に振る舞える、美しくチャーミングな女性が新生GINZAのイメージです。2.Celebrate Everyday.
春の気配を感じて軽快なアウターで外に出る喜び、お気に入りのシャツでうなぎを食べに行く夏の夕暮れ、ファッションを楽しむことは、季節を楽しむこと。都会で暮らす忙しい私たちの毎日に奥行きを出すのに、誰もが享受できるファクターとして四季を大切にします。リニューアル第一弾の6月号は『初夏の足音が聴こえる』をテーマに一冊、作りました。3.Door To Intelligence.
かっこいい先輩たちから物事の本質を教えてもらいます。ソニア パークさんからはスマートショッパーになる審美眼を、平松洋子さんからは日々の料理のエッセンスを。さらに歌舞伎、落語、クラシック……いつかは触れるんだろうなと思いながら気づけば通り過ぎてきた古典の教養や季節の花のことも。知らないことは恥ずかしい事じゃない、そんな気持ちで、知的好奇心を刺激する扉を明るく開きます。
リニューアル第1弾では、「OK,Ladies! 初夏の足音が聴こえる。」特集を展開。連載陣も一新し、人気スタイリストのソニア パークがスマートな買い物について語る『BE A SMART SHOPPER』をはじめ、GINZAが共感する女性に会いに行くインタビュー連載『レディの肖像』、暮らしや食のエッセイストとして活躍する平松洋子による、忙しい日々でも簡単においしくできる料理レシピ『小さな料理 大きな味』がスタート。また、ENJOY MUSIC CLUBのメンバーで作曲家の江本祐介のショートストーリー『QUIET TOWN OF TOKYO』や、松尾スズキの新連載エッセイ『人生の謎について』、ほかにも、いま観ておきたいネット動画や、関東から気軽に行ける温泉コラム、トンカツとパフェ、器と花の連載まで、日々の暮らしを楽しくするための情報を充実させる。
マガジンハウスでは、今年1月に新人事を発表。2011年4月のリニューアルから7年間編集長を務めた中島敏子・前編集長と、「ポパイ(POPEYE)」の木下孝浩・前編集長の交代で、業界からもリニューアルが注目されていた。