「TOMMY HILFIGER(トミー ヒルフィガー)」のアジア最大の旗艦店となる表参道店では、FNOアンバサダーの冨永愛が来店。 乳がんの研究と治療の開発を進める非営利団体 BHI(ブレスト・ヘルス・インターナショナル)を支援するキャンペーンに合わせ、トークショーを開催。
「トミー ヒルフィガーはリミテッドエディションとなる新作ハンドバッグを含む、BHIへの支援を7年連続で行うことを発表しました。そのハンドバッグの発売を目前にして、モデルでもあり、母でもある冨永愛さんを迎え、美しく生きる女性の魅力についてお話し頂きました。ファッションを通じて少しでも社会貢献できるよう啓蒙活動と位置付けております。」(同社リテイルマーケティング シニアマネージャー 関谷 悌輔さん)
FNOアンバサダーの冨永愛が来店し、トークショーを開催
モデルとして母としての冨永愛の話に観客は聞き入った
また、昨年も実施されたメンズファッションモデルと記念撮影ができるフォトブースを設置。来店者は誰でも気軽に参加できるため、長蛇の列となり大盛況。イケメン外国人モデルと肩を組んだり寄り添ったりと、特に女性の来場客は大興奮。結果、3,000人を超える来店者数を記録したそうです。
「広告キャンペーンのthe hilfigersの世界観を疑似体験していただくことを目的に実施しました。また、一線で活躍するモデルさんたちと一緒に撮影することで、ファッション感を向上させ、お客さまにも喜ばれる企画となったと思います。」(関谷さん)
イケメンモデルとの記念撮影に、来店客は大興奮
冨永愛もフォトセッションに参加
表参道店オープン前の2011年には一日限りのポップアップショップを展開したりと、毎年「FNO」のイベントコンテンツには特に力を入れている印象が強い「TOMMY HILFIGER」ですが、その仕掛け人である関谷さんにイベントにかける思いや狙いもお聞きしました。
「当ブランドがグローバルフラッグシップを表参道に出店して約1年と半年が経過しました。まだまだ店舗としての認知を上げていきたい中で、このような一極集中型のイベントは非常にありがたいものです。FNOに関しては、当日の売り上げよりも、どれだけ多くの方々にご来店いただき、私たちのブランドの世界観を体験していただくかにフォーカスしております。そのようなこともあり、私たちの用意しているコンテンツはブランドコンセプトに忠実であり、”Preppy with Twist”を体現したものとなっております。」
なお、こちらのBHIハンドバッグは表参道店とオフィシャルサイトTOMMY.COM限定で10月1日(火)より発売。表参道店では、9月28日(土)から予約を開始します。
・「TOMMY HILFIGER」 www.tommy.com
「agnès b.」のシスターライン、「To b. by agnès b.(トゥービー バイ アニエスベー)」では、「agnès b.」青山店での期間限定ショップに人気ガールズロックバンドの「ねごと」が来店。これは、ブランド初の日本人アーティストとのコラボレーションによる”ROMANTIC ROCK”キャンペーンの一環として行われたもので、来店客にはメンバーから直接、オリジナルヘアバンドとステッカーが手渡されました。
「agnès b.」プレス 久保麻未さんにお話をお伺いしました。
「FNOには第一回目からアニエスベー 青山店、アニエスベー ボヤージュ表参道店の2店舗で参加しています。路面店はブランドDNAを強く発信する、重要なタッチポイントですので、多くの方々が積極的に原宿・表参道界隈のショップを”探検”されるFNOは、両店舗にとって大変ありがたいイベントで、毎年参加させて頂いています。<ねごと>の来店イベントでは、登場を待ち望む多くの方が店の前に並ぶ場面も。また、ドリンクサービスなども実施し、和やかにショッピングを楽しまれるお客様で賑わいました。アニエスベー ボヤージュ表参道では、現在開催中のブランド誕生20周年記念キャンペーン “b. forever !”と連動して実施しているオリジナルの<間違い探し>オンラインゲームを店頭でもプレイできるよう設置し、プレイいただいた方へのシャンパンをサービスしました。開始早々から多くの方で賑わい、当日の売り上げも通常の土曜日よりも高かったです。」
ガーリーでロマンティックなロックスタイルを提案する”Romantic Rock”キャンペーン
全国主要百貨店で、期間限定ショップを順次オープン
なお、今週末9月21日(土)には伊勢丹新宿店や西武池袋本店での来店イベント、9月26日(木)には、このためだけに企画された「ねごと」スペシャルライブイベントを150組300名限定招待で原宿アストロホールにて開催します。
>関連記事 「アニエスベー「日本上陸30周年」で仕掛ける2つのブランドキャンペーン、本日スタート」
ファッションブランドにとって、このような他社主催イベントの参加にあたって大きなメリットとなるのが、リアルに”ブランドを体験”してもらうことで、ブランドを知ってもらったり、ファンになってもらったりと、新たな顧客を獲得するマーケティングチャンス(機会)になるということです。ただし、どれだけ”流行り”のコンテンツを盛り込んだとしてもそれがブランドに結びつかなければ、一瞬の話題性と記憶で終わってしまい、せっかくの機会を逃してしまいます。今回ご紹介した2ブランドは、グローバルブランドとしてブランドコミュニケーションをジャパン社で行うブランドだからこそできるイベントコンテンツやキャンペーン設計となっており、教わることは多いと考えます。
ブランド取材は、次回も続きます。
-Vol.4はコチラ
【特集】独自取材!VOGUE JAPAN主催「FNO」にみる、”いま旬”イベントコンテンツとは? Vol.4
-Vol.3はコチラ
【特集】独自取材!VOGUE JAPAN主催「FNO」にみる、”いま旬”イベントコンテンツとは? Vol.3
-Vol.1はコチラ
【特集】独自取材!VOGUE JAPAN主催「FNO」にみる、”いま旬”イベントコンテンツとは? Vol.1