無印良品を展開する良品計画は、日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」と飲食業態「MUJI Diner」を併設した世界旗艦店「無印良品 銀座」を2019年4月4日に開業することを発表。これに伴い、2001年オープンの「無印良品 有楽町」は今年12月2日をもって閉店する。
MUJI HOTELは、2018年1月18日にオープンした中国・深セン市の「MUJI HOTEL SHENZHEN」と、6月30日にオープンした中国・北京の「MUJI HOTEL BEIJING」に続く3号店で、今回のオープンが日本初となる。
世界旗艦店の上層階に同時開業する「MUJI HOTEL GINZA」は、「アンチゴージャス、アンチチープ」がコンセプト。ちょうど良い価格で良く眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービスを提供する。6階から10階の5フロア構成で、6階にフロントを設置、7階から10階の客室は全79室で13.62平方メートルから51.62平方メートルの部屋タイプを展開する。
同6階には、複合的なデザイン文化の発信基地「ATELIER MUJI GINZA」を展開。ものづくりやデザインにまつわる様々なテーマから展示を企画する2つの「Gallery」、おいしいコーヒーやお酒を飲みながら人が語らい集う「Salon」、デザイン・アート関連の書籍を揃えた「Library」、トークイベントやワークショップを開催する「Lounge」のコーナーを併設。無印良品が考える未来を見据えたメッセージを発信していく。
また、地下1階から地上6階となる新たな世界旗艦店「無印良品 銀座」では、「食」に関する商品・サービスをこれまで以上に拡大。来店客が生産者や生産現場に想いを馳せ、食べ物と人との関係を再度見つめなおすきっかけとなることを目指すという。具体的には、東京近郊の農家との繋がりによる産地直送をテーマとした青果や、新鮮なフルーツを使ったジュースやデザートの販売を1階フロアにて行い、その場で食すことができるカウンターを設置。加えて、グリーンティやルイボスティーなどの茶葉と、その場で選んだスパイスやフルーツを組み合わせられるお茶の量り売りサービスの導入を予定する。また、「素の食」をテーマとするレストラン「MUJI Diner」を地下1階で展開。全118席の客席でサラダカウンターや旬の魚介、肉料理、ジビエなどを使った一品料理を提供する。
なお、有楽町閉店後の12月12日から3月下旬、銀座オープンまでの期間となる約3か月間は、マロニエゲート銀座2の1階にてポップアップストアを展開する。