星野リゾートは、日本初のアグリツーリズモをコンセプトにしたリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ那須」を栃木・那須町にて今秋開業予定であると発表した。リゾナーレブランドとしては4施設目の開業となる。
コンセプトとなっている「アグリツーリズモ」は、イタリア語でアグリクルトゥーラとツーリズモの造語で、都会の喧騒から離れその土地の農体験や自然体験、文化交流を楽しむ観光の形を意味する。ヨーロッパ発祥と言われ、イタリアを中心とする世界各国で楽しまれているものだ。
栃木県那須エリアは、那須連山が広がり、自然豊かな環境にあるため、高原野菜やハーブからお米まで、農作物の生産活動が盛んな地域。また、四季折々の那須の大自然を身近に感じ、年間を通してさまざまなアクティビティを楽しむことができる。同リゾートでは、地域の生産活動に触れる体験を軸に、リゾートホテルでの食事とさまざまなアクティビティを加えることで、那須の魅力×リゾート滞在の新たな旅のスタイルを提案。季節ごとに変わる那須の情景とともに自然を遊びつくす日本初の「アグリツーリズモリゾート」を目指す。
同リゾートは、那須岳の山裾、標高約500mに位置し、約4万2千坪の敷地内にあり、宿泊棟、農園、アクティビティ施設に加え、2つのレストランから構成。宿泊棟は、天然生林が広がる3つのエリアに全43室の客室が点在。エリアによって異なる自然の景色を楽しみ、その時期ならではの時間を過ごすことができる空間となっている。農園「アグリガーデン」は、アグリツーリズモリゾートの中心となり、畑と温室のグリーンハウスで、一年を通してさまざまな農作物を育てる予定。種まきから収穫体験、ワークショップなどを通じて、その時期にしか体験できない農作物の魅力の再発見を提案する。
また、アクティビティ施設「POKO POKO」は、大人も子供も夢中になり自然を遊ぶアクティビティを提供する場所となる。屋外の広場では、春夏秋冬それぞれのテーマを設けて、自然と一体になりながら楽しむアクティビティの実施を計画。屋内には、カフェと遊具ゾーンの2ゾーンを設置。ブックス&カフェ( BOOKS&CAFE )では、本や飲み物の他にも石窯で焼いた採れたて野菜を使用したピザが楽しめる。ネット遊具ゾーンでは、全長約6.5メートルの網を張り巡らせた空間で全身を使って、遊びが楽しめる。
そして、2つのレストランの「メインダイニング」では、アグリガーデンで収穫される野菜やハーブを使用したイタリア料理をコースで提供。また、「ビュッフェレストラン」は、野菜をテーマにしたビュッフェスタイルの料理を提供予定。
アクセスは、東京から新幹線とバスで約1時間半という立地にあり、農作物を育む地域の風景に親しみながら、アグリツーリズモを楽しむことができる。なお、同施設は2019年秋の開業に向けて準備を進めており、今後も開業日や予約受付の情報、レストラン、アクティビティなどの概要について随時発表していく予定だ。
星野リゾート リゾナーレ那須
所在地: 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
客室:43室
施設構成: メインダイニング、ビュッフェレストラン、アグリガーデン、POKO POKO、大浴場、スパ
宿泊料金:1泊朝食付 21,000円〜(2名1室利用時1名あたり、税込)
交通: 電車 JR東北新幹線「那須塩原駅」より送迎バス40分
車 東北自動車道黒磯板室I.C.より30分
開業日:2019年秋(予定)