キャナライズ(CANALIZE)のオリジナルクロージングレーベルである「シーエヌエルゼット(CNLZ)」が、今年5月に逝去した画家・黒坂麻衣とのコラボ「マイ クロサカ x シーエヌエルゼット (Mai Kurosaka×CNLZ)」を発表した。尚、6月25日から7月9日の期間中、10%OFFとなる先行予約会が開催される。
同社はファッションと異なるフィールドで活動するアーティストやクリエイターとの共同プロデュースを行うクリエイティブ・ビジネス・ユニットだ。今回コラボが叶った黒坂氏は、日本の現代アートシーンだけでなく、音楽・ファッション業界からも大きな注目を集める画家であり、同ブランドのベーシックなコレクションに黒坂氏のモードな雰囲気が感じられるラインナップとなっている。
同コレクションでは、黒坂氏の3作品とのコラボが実現。彼女の作品の中でも、優しさがあふれ出す「珈琲カップ」(2014年)と「 pool」(2018年)からはTシャツ トートバッグ付き(6,300円)が発売。
代表作である「角の生えた少年」(2019年)からは、ブラウス(25,200円)、ハイネックシャツ(22,500円)、カットソー(10,800円)が発売される。
黒坂は1986年青森生まれ、2008年に多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業。数々の賞に入選後、2013年11月に作品集「Silent Landscape」を刊行。個展開催など自身のアートワーク以外にも、書籍、広告など幅広い分野で活動していたが、今年5月7日に逝去した。生前、同コラボについて、本人は「いつも新しい世界に出会いたいと思ってきましたが、今回のCNLZとのコラボレー ションは、私の中でも非常に斬新でエキサイティングな試みです。世の中に沢山の服が溢れ、でもどこも似たり寄ったり。その中でCNLZとはどこにもない、新しい物づくりが出来たと思います。多くの方に見ていただけたら幸いです」とコメントを残していた。