暦の上では秋となり、少しづつ暑さも和らぎはじめたものの、1日中クーラーの効いた室内にこもってお疲れ気味の方も多いのでは。こうした運動不足や体の冷えすぎがまねく血行不良やストレス、いわゆる“夏疲れ”解消のために必要なのは新鮮な“空気”だ。今回は、そんな自宅のリビングにひとつ置くだけで空気を整え、快適な空間を作り出す最新のデザイン家電を3つピックアップしてご紹介したい。
Text: Madoka Takano Edit: F.M.J.magazine
#01 バルミューダのコンパクトサーキュレーター「GreenFan C2」
自然の風で至極のひとときを作り出す
まずおすすめしたいのは、「バルミューダ(BALMUDA)」が7月に発売したばかりの新しいコンパクトサーキュレーター「グリーンファン シーツー(GreenFan C2)」。最大の特徴は、特許技術の二重構造の羽根を採用することで、窓から入ってきたような自然界の優しい風を再現していること。これにより、長時間あたっても肌を冷やし過ぎず、かつ部屋の空気を強力に動かす風を送ってくれるので、チェアでのお昼寝など至極の時間を作り出すツールとして好適といえる。
また、独自のダクトファン構造で強力に空気を吸い込み、活性炭脱臭フィルターが気になるニオイを素早く除去。送風と同時に脱臭が可能という優れモノ。別売りの「Battery&Dock」をつけるとコードレスに使用できるのもありがたいところ。年間通して活用できる機能はもちろん、サイドから見た曲線美など、シンプルでデザイン性も高いため、インテリアのアクセントとしても効いてくるのもいい。価格は、22,600円(税別)。
#02 ブルーエアの空気清浄機「Blue Pure 231」
北欧生まれ、きれいな空気を部屋中に
エアコンを効かせるために空間を密閉するのは当然だが、一方で1日中窓を閉め切ることで空気が汚れることは意外に意識しないもの。つまり、夏の季節も空気清浄機が必要といわれている。2つめにご紹介するのは、“人は誰でも、きれいな空気を吸う権利がある”という創業者の思いで、1996年にスウェーデンで生まれた空気清浄機「ブルーエア(Blueair)」。スタンダードシリーズ「Blueair Classic」と、カジュアルシリーズ「Blue Pure」の2つで、ファミリーユースを想定したラインアップを昨年末に拡充した。
ブルーエアの魅力は、高性能フィルターと粒子イオン化技術を融合した独自の空気清浄技術「HEPASilent®テクノロジー」によってハイスピード清浄でありながら、ウイルスレベル0.1μmまでの有害物質を99.97%除去する高性能でパワフルな空気清浄機であることだ。専用アプリによるスマート操作や、フィルター清掃が不要で約6ヶ月ごとのフィルター交換のみというメンテナンスの手軽さも支持される理由。特に「Blue Pure 231」は、北欧らしい色合いから選べるカラーバリエーションのプレフィルターでリビングから寝室、子ども部屋までさまざまなインテリアやライフスタイルに合わせて楽しめる人気のモデルとなっている。価格は、39,000円(税別)。
#03 カドーの除湿機「ROOT 7100」
スーツケースのようなデザイン美
エアコンが苦手でも除湿機があれば、高温多湿な日本の気候も快適になるものの、その存在感はインテリアを邪魔するため避けている方も少なくない。“空気をデザインする”をコンセプトに展開する日本ブランド「カドー(cado)」の最新除湿機「ROOT 7100」は、まるでスーツケースのようなデザイン美で話題の逸品だ。
機能も1台3役。「除湿モード」は、1日あたり最大7.5L、コンクリート住宅19畳に対応したパワフルな除湿性能。快適な湿度になると送風運転に自動的に切り替わることで過度な除湿を防ぐ。「衣類乾燥モード」では、梅雨や花粉の時季、外に洗濯物を干せないタワーマンションなど、部屋干しの洗濯物をスピーディーに乾かしてくれる。
さらに、別売りの除菌・消臭剤「ピーズガード」を同時に使用すれば、除湿をしながら部屋の嫌なニオイやウイルスを元から分解・除去。衣類乾燥モードで使用すれば、衣類に付着した部屋干し臭の原因菌を240分で99%除去してくれる。
また、アルミハンドルと360°回転するキャスターを搭載しているので、部屋間の移動もスムーズ。リビングや寝室では除湿と除菌消臭、洗面所や脱衣所では衣類乾燥など、様々な用途に合わせて活躍してくれる。特に排水時に重たいタンクを持ち運ぶ必要がないという、ラクに排水することができる仕組みもありそうでないポイントだ。価格は、39,500円(税別)。
ーー今回ご紹介した3つのデザイン家電は、季節を問わず1年中使えるというのも大きな魅力。1台導入してみればきっとお部屋で過ごす時間も格段に快適なものになるはず。”室内の空気を整える”ことでストレスレスを手に入れてみては。