アー・ペー・セー(A.P.C.)が、シーズンごとに余る残反を利用したキルトプロジェクト「QUILTS」第21弾を発表。4月6日より公式オンラインストア、代官山FEMME店、青山店、神戸店にて発売する。
同プロジェクトは、 クリエイティブディレクターのジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)氏と、パッチワークアートに造詣の深いデザイナーのジェシカ・オグデン(Jessica Ogden)氏とのコラボにより、2010年にスタート。以来、同ブランドの倉庫に残されていた生地を使ったキルトをアップサイクルの一部とし、クッションやキルトへと生まれ変わらせている。使用するキルトは同ブランドの残布をフリース生地に縫い付けて作られ様々なパターン、サイズ、カラーで製作され、1つ1つが非常にレアな限定品となる。2人の共通の関心と「無駄なものは何もない、すべてが姿を変えられる」という表明は、サステナビリティと共にキルトの本質を完全に表現している。
今回発売される第21弾では、キルト10型、クッション5型を発表。アニ&ヨゼフ・アルバースの「実用性における美しさ」というコンセプトから影響を受けたアブストラクト・エクスペリメンタルアートからインスピレーションを受け、完成した。
アンデス文化に魅了されたアルバースは、インカやコロンブス以前のコロンビアアートから形やモチーフを取り入れデザイン。ジェシカ氏はそれらを解釈し、今回の作品に反映した一方で、ジャン氏は、豊かで独創的なアルバースの世界観にちなんだタイトルを各キルト作品に名付けた。