1月15日より三越伊勢丹ホールディングスの首都圏の主要店舗で冬のクリアランスセールがスタートした。伊勢丹新宿店では、開店前に本館・メンズ館を合わせて約6,100人が行列。これは、昨年冬のクリアランスに比べ65%増と好調な滑り出しとなった。
午前中は、特設会場を設けた「トリーバーチ」や「サカイ」、「アナスイ」「Mプルミエ」「リ・スタイル」など人気ブランドを目掛け、顧客が殺到。婦人靴のフロアでは「ルブタン」「ジミー チュウ」らで入場制限が引かれるほど混雑が見られた。また、平日ということもあり、主婦や孫を連れた祖父母の姿も目立ち、子供服フロアも開店と同時ににぎわっていた。
また、同グループ首都圏基幹店舗の日本橋三越本店、銀座三越も開店前に1,000人近くが並ぶなど、前年を上回るペースで好調に推移している。
[元記事:新宿伊勢丹に6,000人超の行列、三越伊勢丹冬セールは好調な滑り出し]
本日の繊研新聞の報道においても、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店はセール開始前の2~13日の売り上げが前年を上回り、プロパー販売が前年同期比2ケタ増となるなど、セールの後ろ倒しとそのMD施策が功を奏していることがわかります。
2012年夏から三越伊勢丹主導で生じたといわれる”セール後ろ倒し”の動きですが、今回も三越伊勢丹のほか、ルミネの冬セール「チェック・ザ・バーゲン」は昨年より1週間はやめたものの1月9日(木)から、ラフォーレ原宿は1月23日(木)からスタートとなるなど、一部ディベロッパーのみがセールの後ろ倒しを行っています。そうしたなかで、4月以降は増税による消費行動の変化がいわれているだけに、今後も各社のセール戦略と販促施策、その動向に注目できます。
・「三越伊勢丹ホールディングス」 http://www.imhds.co.jp/