「シャネル(CHANEL)」は、マーゴット ロビーが主演を務めるシャネル N°5 新キャンペーンを開始した。女性の装いを再定義することで女性を解放し、高い評価を得ていたガブリエル シャネル。そして1921年、それまでにない新たな女性らしさを表現する香りとして生まれたのがシャネル N°5だ。
ルカ グァダニーノ監督が手がけた「SEE YOU AT 5」は、シャネル N°5のフィルムにおいては異例の2分20秒という長さだ。丁寧に、綿密に構成された脚本により、シャネルのアイコニックな香りの世界が洗練された現代性をまとっている。
登場するのは華麗でありながらユーモアもあり、大胆不敵な主人公だ。人気俳優であり、先見性をもつプロデューサーでもあるマーゴット ロビー。自分の手で環境をつくりあげ、功績を残してきた彼女が情熱を注いでいるのは、パワフルな女性が推進力となるストーリーを語ることだ。
「君の名前で僕を呼んで」で脚光を浴びたルカ グァダニーノ監督は、官能的な魅力を放つ映画作品の名匠である。「SEE YOU AT 5」は35mmフィルムで撮影され、肌の質感や、初めての出会いに向けた感情の高まり、ひとりの女性と彼女の欲望の対象とのあいだの〈震え〉をよりくっきりと映しだしている。
マーゴット ロビーの相手役を務めるのはジェイコブ エロルディだ。ドラマシリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」や、マーゴット ロビーがプロデュースしたスリラー映画「Saltburn」に出演。さらにソフィア コッポラ監督作「プリシラ」でエルヴィス プレスリー役、今後公開予定のギレルモ デル トロ監督作ではフランケンシュタインを演じている。「SEE YOU AT 5」の役柄にも、揺らぎのある男性性、躍動する感受性、むきだしの美しさをもたらしている。
因みに、マーゴット ロビーが着用する赤いスカート スーツは、リドリー スコット監督がユタ州で撮影したシャネル N°5のキャンペーン フィルム 「Monuments」で、キャロル ブーケが身にまとったスーツを参考にしている。
さまざまなミューズが彩ってきたアイコニックな香り。その伝説は途絶えることはない。今回の新フィルムのストーリーラインは実に意欲的だ。恋愛のめぐりあわせが忘れがたい物語となり、洗練された豊かさというものの目に見えない価値、シャネルN°5に宿る精神を表現している。それは今この瞬間のみに存在すると同時に、永遠にありつづけるものである。
マーゴット ロビーへのインタビューでは、シャネル N°5を5つの言葉で表すと?の問いに「魅惑的、パワフル、自立、神秘的、抽象的。」と答え、「SEE YOU AT 5」で演じる役柄について「私が演じる女性は内に秘めたものがあり、演じるのがとても楽しかったです。それでいてパワフルで芯があり、冷静で自立している。まさにシャネル N°5らしい女性像ですね。
実にフェミニンでありながら、明確な望みを抱いている。そこが今作のすばらしい点です。彼女には望みがあり、それに従って行動しているんです」とコメント。
さらに、シャネル N°5を好きになったきっかけを、「私がこの業界にいて、ずっと映画が好きだったからだと思いますが、シャネル N°5に夢中になったきっかけは広告キャンペーンでした。バズ ラーマンが監督した、ニコール キッドマン主演のキャンペーンが好きだったんです。ニューヨークの通りをドレス姿で走る彼女の姿。最後に残るジュエリーのシルエット……。リドリー スコットが監督した、プールサイドが舞台のキャンペーン フィルムも大好き。どれも名作だと思います。
何十年にもわたり、さまざまな監督と才能あふれるひとびととが手を組んで、シャネル N°5の新しいキャンペーンを生みだしつづけてきました。新作には誰もが期待していますし、毎回新鮮です。なのでルカ グァダニーノという、ずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていた監督と今回のキャンペーンに参加できて、とてもうれしかったです。彼とは長年の知り合いで、一緒に何かしたいと思っていたんです。だから私にとってはすごく特別でした。」と、語っている。
そして、「SEE YOU AT 5」でジェイコブ エロルディと共演していた感想について、「シャネルから、今回はジェイコブ エロルディも参加すると聞いたときは「ウソ、それって最高!」と思いましたし、実際とても楽しかったです。ジェイコブも私も同じオーストラリアのクイーンズランド州出身で、車で1時間くらいのところに住んでいます。
また、私がプロデューサーを務めた映画『Saltburn』に彼が出演しており、一緒に仕事もしているんです、でも共演は初めて。とても楽しかったし、彼が出演してくれてうれしかったですね。」と感想を述べた。