11月15日(土)発売の雑誌「Pen」最新号の特集、「もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について」が話題になっています。
「ラジオやテレビ、インターネットにその役割を奪われ、紙よりも端末で見るほうが便利ともいわれる昨今、紙の雑誌の価値は失われてしまったのだろうか?いや、まったくそんなことはない。」と始まる大特集では、紙の雑誌の真価を明らかにする”証明書”として展開されています。
雑誌各誌の若手編集者登場による”だから雑誌は面白い!”、表紙を飾った壇蜜をはじめ、復刊「Boon」の表紙を飾った広末涼子や音楽プロデューサーの松任谷正隆、デザインオフィスnendoの佐藤オオキ代表、博報堂ケトルの嶋浩一郎クリエイティブディレクターなど目利きが紹介する”広くて深い雑誌の世界”、雑誌の歴史を俯瞰する雑誌年表や「ダンチュウ」編集部訪問のほか、12ヵ国・14都市の海外誌の紹介まで、多岐にわたり徹底的にテーマを掘り下げた同誌らしい充実の内容となっています。
さらには、「いまフォローすべき、ウェブマガジンまとめ。」として、「Fashionsnap.com(ファッションスナップ・ドットコム)」をはじめとする編集部が厳選した8のウェブマガジンが紹介されています。
「絶滅しない、不滅なのだと言える証明書になる。」とリリースされた今回の特集。それは今年10月阪急コミュニケーションズから、「TSUTAYA」「蔦屋書店」を全国に展開し、雑誌・書籍の年間販売額1100億円超、会員数約4900万人という強固な事業基盤を持つカルチュア・コンビニエンス・クラブの新会社、CCCメディアハウスによる発行となった同誌による、意思表明ともとれます。雑誌好きだけでなく、ファッション業界関係者も必読の一冊といえるでしょう。
「Pen」最新号 http://www.pen-online.jp/magazine/pen/pen-372-magazines/