ユニクロは、松竹と協業し、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎を、服を通じて、現代のポップカルチャーとして世界に発信する「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」を始動。
プロジェクトアンバサダーとして四代目市川猿之助を起用し、ユニクロのUTクリエイティブディレクターNIGOが商品を製作。多彩な演目から生まれたユニークな衣裳デザイン、歌舞伎独特の化粧法である隈取に加え、市川猿之助の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」にまつわる紋や文様など、歌舞伎のアイコニックなモチーフをベースに、UTやSTETECO&RELACO、バンダナ、トートバックまで、男女共に楽しめるラインアップを取り揃えます。3月20日からフランスをかわきりに中国と韓国を除いた14の国と地域で順次展開、3月26日には日本でも全国発売されます。
ユニクロの柳井正代表取締役会長兼社長は、「江戸時代から日本人の心を魅了し続ける「歌舞伎」は日本が世界に誇る偉大な大衆文化です。上質な日本文化である『歌舞伎』を現代のジャパニーズポップカルチャーとして世界中のお客様にお届けするという新しい挑戦を大変嬉しく感じでおります。ユニクロは、これからも服を通じて、世界中のあらゆる人々の生活を豊かにし、大衆に受け入れられるブランドを目指していきます。」とコメント。
松竹の迫本淳一代表取締役社長は、「『歌舞伎』は、日本が誇る伝統芸術であり、その中で江戸時代から表現されてきた美意識は、日本人が世界に誇れるものであると思います。このたび世界中に幅広いファンをもつユニクロを通じて、歌舞伎ひいては日本の大胆かつ繊細な伝統美が、これまでにない新しい形でより多くの方に発信されることを願っています。」と両社長がコメントを発表しています。
2020年の東京オリンピック開催や円安により増加する訪日外国人をはじめ、消費のキーワードになっているのは、「メイド・イン・ジャパン」という付加価値。ファッション業界にとっても、商品やブランドを構築する上でトレンドワードとなっています。また、インバウンドに限らず、アウトバウンド消費にも貢献するキーファクターになるともいわれています。
そういった意味でも、ユニクロと松竹による今回の取り組みは”メイド・イン・ジャパン”の発信プロジェクトの新たなショーケースとして注目することができます。
・「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」スペシャルサイト http://ut.uniqlo.com/kabuki/