「無印良品」は、1987年の発売以来、素材や機能などの角度から”はきやすさ”にこだわり続けてきたデニム商品群をメンズ・レディスともにリニューアル。”履きやすさ”だけではなく、”動きやすく、美しいシルエット”の実現のためにパターンを見直し、幅広い年代・体型に合わせた”履き心地のよいデニム”として、メンズは1月17日(金)、レディスは1月15日(水)に全国発売します。
今回のリニューアルにあたって、「無印良品」が注目したのは、デニムにおける日本の技術力。世界の有名ブランドが指名買いするデニム生地や高い縫製技術、職人気質の加工技術を、通年で販売する定番デニムにも、取り入れています。限定商品として、日本にこだわった本格派デニム「ジャパンデニム」(9,980円)も発売。日本製の生地を使い、日本の工場で生産、日本の技術でユーズド加工を行っています。
また、主力商品となる「アメリカンコットン混デニムパンツ」(3,980円)は、世界的にトレンド感のあるスキニーシルエットのバリエーションを充実させ、毎日のふだん着として履き心地を重視。従来のものより伸縮性にすぐれた糸を使用し、また、膝から下のシルエットを見直し、体型がきれいに見えるシルエットを実現したといいます。
[左から]スーパーストレッチ/スキニーアンクル丈/スキニー ハイライズスキニー/ストレートスキニー
ファッション業界のSPA化やライフスタイル化の流れで競争激化が進む昨今、いかに”このブランドといえば、この商品”といったような、ブランドのアイコンとなる定番商品をつくることができるかが、ブランドマーケティングにおける重要なファクターのひとつといえます。そういった意味で、「無印良品」による今回のリリースは、マーケットニーズに対応した大幅なMDリニューアルによって、デニム商品群の全体強化を図ることで、客単価の向上やグローバルブランドとしての定番商品をつくる動きと捉えられ、今後の動向に注目できます。