FASHION

エルメス展覧会「レザー・フォーエバー」が話題、東京国立博物館で23日まで開催中



「エルメス(HERMES)」とレザーの絆をテーマとしたエキシビション「レザー・フォーエバー」が12月2日から上野の東京国立博物館 表慶館で始まった。

1837年に馬具作りから始まり、馬具職人の持つ技を生かすためのものづくりに取り組んできたエルメスにとって、レザーは常にその根幹にあり、何よりも大切な素材。エキシビションでは「ノウハウ」「時を重ねた風格」「夢をかたちに」「馬――最初のお客様」「ノマドの精神」といった12の視点からエルメスのレザー製品を読み解くことができる。

「ノウハウ」では、エルメスそのものとも言える職人達が伝承してきた知識と技に触れることができる。レザーの表情は様々。職人達はクロコダイルや絹のようなテクスチャーのボックスカーフ、ヴォー・バレニアといった30種に及ぶレザーをそれぞれの特徴を見極めながら製品ごとに使い分けるという。

レザーの状態を肌で確認しながら裁断する手。ヴォー・バレニアのように滑らかなレザーは時折、「血の道」と呼ばれる血管が通っていた跡が線上になってレザーの表面に現れる。それはレザーが尊い命を宿していた証だ。職人達は一つとして同じ表情のないレザーを愛しみながら裁断し、一刺し一刺しレザーに糸を通していく。そうした職人の手によって、平面のレザーがケリー、バーキンといったアイコニックなバッグや、書類フォルダー、ステアリングウィールに変身していく。もちろん鞍にも。

エルメスが馬具を作り始めて間もない頃、その引き具が馬への負担が少ないため馬が暴れないと評判だったと聞いたことがある。そうした馬具作りのノウハウを応用して、世界でもいち早くレザーベルトを作るなど、職人の技術を生かしながら、これまで存在しなかったレザーアイテムを生み出してきたのがエルメスだ。それは人だけが持つ創造力のなせること。コンピューター社会が発達してもアイデアは生み出せないだろう。

エキシビションのためにパリのアトリエからレザー職人が来日している。裁断、縫製、ステッチの技を目の前で見せてくれる貴重な機会だ。高く積み上げられたレザーの数々に囲まれ、職人の手がエレガントにレザーをバッグに変えていく様を見ていると、自分も何か作りたい、そんな衝動に駆り立てられることだろう。

[元記事:レザーが語るエルメス展「レザー・フォーエバー」、東京国立博物館でスタート]
101333.jpg
101336.jpg

「HERMES」は、この他にもクリスマスでも「エルメスが贈る、手のひらのスノードーム」イベントをエルメス銀座店、御堂筋店にて開催するなど、イベントを軸としたブランド体験型プロモーションに積極的です。「HERMES」をはじめ、ラグジュアリーブランドによるブランド体験型イベントが活発化している傾向にあり、新たな潮流として今後も注目できます。

エルメス「レザー・フォーエバー」
会場:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
会期:12月2日から23日
時間:9:30から17:00(3日から7日は20:00まで)
休館日:月曜日
入場無料(入場引き換え券をhttp://lfe.hermes.com/jpより取得の上、東京国立博物館正門の専用窓口にて携帯・スマートフォンの画面を提示)


fashion_headline_2.png

関連記事

  1. hermes-jinglegames エルメスが銀座ソニーパークにプレイグラウンドをオープン。銀座メゾ…
  2. hermesavecelle2_2 国立新美術館でスタートしたエルメス「彼女と。」で想像を超えたシネ…
  3. hermesavecelle_1 エルメスのシネマ体験「彼女と。」展が国立新美術館で開催。“架空の…
  4. hermes-citron エルメスの新フレグランス「オー ドゥ シトロン ノワール」登場。…
  5. 吉岡徳仁「吐息」2004年/2009年
© Satoshi Asakawa / Courtesy of Hermès Japon 銀座メゾンエルメスのディスプレイ100回記念。スペシャルサイトや…
  6. hermes-marionnette-theatre 「エルメスのマリオネット劇場」マリオネットがクリスマスのメッセー…
  7. twilly-d-hermes_1 エルメスの新作香水、”リボンスカーフを巻いた”「ツイリー ドゥ …
  8. hermesgion-last_1 京都のエルメス祇園店、ラストのイベントは「レザースプリット」。歴…

新着記事

  1. LOEVE
  2. PARCO (12)
  3. ER12
  4. BLACKPINK WORLD TOUR <DEADLINE> IN JAPAN
  5. La Toile Monogram, creee par Georges Vuitton en 1896, traverse le XXe siecle. Elle est toujours vivante et se parant parfois d'audacieuses couleurs et variantes, elle continue plus que jamais a symboliser la Maison a l'oree du XXIe siecle

FEATURE – 特集

  1. bulgari
  2. ilovehellokitty-main
  3. samsonitebiz24aw
  4. samsonitebiz24ssmain
  5. milamoretop_

連載:コピーライター小藥元の「美ンテージ採集」

  1. HYPEGOLF-3
  2. vintage-meet-025
  3. vintage-meet-024
PAGE TOP