エルメス(HERMÈS)と、国立新美術館による約3週間にわたるエキシビション「彼女と。」が、7月11日よりスタートした。
常に時代の先端に立つ女性に寄り添い、新しいクリエーションを行い続けるエルメス。世界で初開催される本展は、大掛かりな映画スタジオへと変貌した国立新美術館の会場を舞台に、メゾンが提案する現代的女性像の考察をテーマにしたシネマ的な設定のもとアクターとエキストラによって繰り広げられる、今までに無い観客参加型のエキシビション。
演出を手掛ける映像作家でありながらキュレーターとしても活躍するロール・フラマリオン(Laure Flammarion)、エルメスのレディス部門アーティスティック・ディレクターであるバリ・バレ(Bali Barret)と、レディスプレタポルテのアーティスティック・ディレクター ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー(Nadège Vanhée-Cybulski)の監修のもと、エルメスが贈る唯一無二の体験が私たちを待つ。
観客である私たちの未知の体験は、シアターへと足を踏み入れることから始まる。そこで上映されるフィルムの中の一人の女性人物=「彼女」は、自由でしなやかでミステリアス、それでいて情熱的で力強いアリュールをまとう。そのフィルムは彼女に魅了された、とある作家が描き出したイメージ。そして作家は彼女に近付くことを決める。
「心に残るストーリーは映画館から始まる――」。不思議なエキシビションの物語はここから幕を開ける。
案内人に誘われるまま会場を進むと映画の撮影スタジオが現れる。私たちは撮影に交わりながら、彼女にまつわる様々なエピソードが散りばめられた会場内を作家と共に巡り、彼女の姿を追い求めていく。彼女をよく知る3人の人物たちとの出会いや、彼女を断片的に捉えたフィルム、彼女が愛用しているエルメスのオブジェを介して。
©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon
ラストに近付くにつれて徐々に明らかとなっていく「彼女」の姿。ある冬の夜、恋人を連れて不意に映画館を抜け出す。裏の駐車場には、その年初めての雪が舞う。運転席に乗り込む彼女がまとうのはエルメスの秋冬新作ドレス。
彼女とはつまり、エルメスが提案する現代を生きる女性像。体験者のみぞ知る、ある一人の作家と彼女を巡って語られるエルメスの物語。果たして私たちは最後に、「彼女」と出会うことができるのだろうか?
本展の第3期(7月25日〜30日)への来場は、7月18日11時より受付を開始する。第1期(7月11日〜16日)、第2期(7月18日〜23日)については、平日の回であればまだ空席あり(7月11日時点)。予約は急いで。
【展覧会情報】
「彼女と。」
会期:7月11日〜7月30日
会場:国立新美術館 企画展示室 2E
住所:東京都港区六本木7-22-2
時間:10:00〜18:00(金・土曜は21:00まで)
入場:無料、予約制(※第3期7月25日〜30日の予約は7月18日11:00より開始)
主催:エルメス、国立新美術館
URL:hermesavecelle.com
休館日:毎週火曜日
ハッシュタグ:「#エルメス彼女と」「#HERMESAVECELLE」
[元記事:彼女を巡る物語。国立新美術館でスタートしたエルメス「彼女と。」で想像を超えたシネマ体験を]
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