資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」が、アートとサイエンスを表現する、特別アート展を開催。「クレ・ド・ポー ボーテ×レフィーク・アナドール AIアート展 「肌の知性」細胞がもつ神秘の力」を、6月28日から7月2日の期間、赤坂の東京ミッドタウン アトリウムにて開催する。
アートとサイエンスを表現する、デジタルアート作品「アンシーン インテリジェンス(UNSEEN INTELLIGENCE)」を発表する同展は、トルコ・イスタンブール出身のメディアアーティストのレフィーク・アナドール(Refik Anadol)氏とのコラボにより開催。「輝きつづける肌」の実現に向け1982年のブランド誕生から40年以上、肌細胞研究によって解明した「肌には知性がある」という解明した同ブランドと、目に見えないプロセスをアートという表現で可視化しようとするレフィーク氏が共鳴したことで、実現した。
作品では、同氏が開発した世界最先端の生成AIアルゴリズムと、同ブランドの研究所が見出したサイエンスデータを掛け合わせ、「知性」によって良い刺激と悪い刺激を受けたときの肌の細胞が見せる反応を、没入感を高める迫真のアートへと昇華。データが紡ぎだす物語は2つのデジタルキャンバス上に描かれており、対話を表現。一方のキャンバスには、肌が受ける悪い刺激が表現されており、世界の主要都市から収集したリアルタイムの紫外線量や環境汚染レベルに関する何百万ものデータをもとにしている。もう一方のキャンバスでは、「輝き」を表現。同研究所によるサイエンスデータと、肌の遺伝子ネットワークモデルをもとに、AIが、悪い刺激を驚くほど美しい輝きとして変換したものを映し出しており、肌と人工知能との詩的な対話を実現させた。
会場では、作品の解説を聴きながらアート鑑賞ができるオーディオガイドの用意や、「肌の知性」に関する簡単な実験を楽しめる「フィールオブスキンインテリジェンス(Feel of Skin Intelligence)」コーナーも併設する。また、作品の公開を記念し、スペシャルトークショーを6月28日に開催。レフィーク氏の他、脳科学者の中野信子氏をゲストに迎え、同研究所所長の佐藤潔氏とともに「肌の知性」のサイエンスや脳と肌のネットワーク、最先端のAIデジタルアートについてなどが語られる。詳細はイベント公式サイトにて公開中だ。
【展示概要】
日時:2023年6月28日(水)~7月2日(日)11:00~20:00 最終受付19:00
※6月28日はトークイベント開催のため、14:00~16:00は案内を一時中断。
会場:東京ミッドタウン アトリウム(東京都港区赤坂9-7-1)
入場料:無料
問い合わせ:クレ・ド・ポー ボーテ 0120-86-198(フリーダイヤル)