アーティストのヨシロットン(YOSHIROTTEN)が手がける、複合メディア・アート・プロジェクト「SUN」が始動。3月21日より、公式サイトのオープンおよび、自身初となるNFTの販売が開始する。
ファインアートと商業美術、デジタルと身体性、都市のユースカルチャーと自然世界など、複数の異なる領域を往来する同氏が手がけるのは、アート作品「SUN」をインターフェースとした、デジタルとフィジカルを行き来するような新たなアート体験。コロナ禍が始まった2020年初頭に制作を開始した365枚のデジタル・イメージをルーツに、インスタレーション、NFT、プリント・エディション、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたるメディアで構成されている。
コロナ禍の最中、同氏は突き付けられた行動の制限を創造性に転換するかのように1日1枚のイメージを制作することを決めたという。その後1年間、描かれ続けた周囲の色彩を反射する銀色の太陽のイメージは自動生成ではなく、デジタル・ツールを用いた手作業で着彩されており全てが異なる個性が印象的だ。タイトルには、1月1日から12月31日までの日付が冠されており、公式サイトでは全365点のデジタル・イメージが公開される。
また、4月1日から2日には、東京・国立競技場の大型駐車場スペースにてインスタレーション展覧会を開催。ブロックチェーンの技術を用いるからこそ可能となる「フィジタル」を体感できる、マルチメディア アートプロジェクトとして、新たなイマジネーションの世界をもたらすことをテーマに展開していく。