ハースト婦人画報社は、女性向け新デジタルメディア「コスモポリタン」日本版を1月21日にローンチした。
コスモポリタンは、雑誌は世界79ヶ国で販売、オンラインは日本を含めて46ヶ国で展開するインターナショナルメディア。アメリカで最も売れているヤング女性誌であり、オンラインサイトは世界で月間平均6,900万ユニークユーザーに達する。
主な読者ターゲットは、海外トレンドが好きなOLやグローバルキャリアを夢見る学生など、デジタルネイティブといわれる主に1980年から2000年生まれでミレニアル世代。”Fun Fearless Female(楽しく大胆な女性)”を合言葉に、恋愛、ビューティ、セレブ、ライフスタイル、エンターテイメント、ファッションなどから、世界各国からの翻訳記事と日本オリジナルの記事を配信。ミレニアル世代のバイブルとして、読者に”女友達”のように寄り添い、建前などではない”リアル”な話、読者が”いま、知りたい”旬な話題をタイムリーに届けていくという。
ローンチを記念し、歌手・女優のすみれと、2015年ミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナの特別インタビューを掲載。生き方や恋愛観について本音で語ったインタビューと、撮影の舞台裏を記録したビデオを配信する。
イヴ・ブゴン代表取締役社長&CEOは、「コスモポリタンは、当社が”雑誌も発行するデジタル・パブリッシャー”への転身を遂げる上でのマイルストーンとなるプロジェクトです。続いて、台湾でもデジタルのみで来月2月1日にローンチを予定しており、この新しいメディアによって、アジアの女性が楽しく大胆に生きることを応援していきます」とコメントしている。
「ウェブサイトも運営している紙媒体の出版社」から、「紙の雑誌も発行するデジタル・パブリッシャー」への転身を図ると表明するなど、デジタルファースト戦略を推進する同社にとって、初のオンラインのみでの展開メディアとなる。独自開発されたCMS「メディア・オーエス(MediaOS)」により、編集者が世界各国の人気記事をデータに基づきリアルタイムで選定し、コンテンツ配信できる仕組みを初導入するなど、出版業界にとっても、注目の新メディアの上陸だ。