「パタゴニア(Patagonia)」による新しい食品ビジネス「パタゴニア プロビジョンズ」が、国内での本格展開を開始した。
2011年に立ち上げた、パタゴニア プロビジョンズは、全てのコットン製品を100%オーガニックコットンに切り替えるなど、環境に配慮した製品づくりでも知られる同社による食品事業。現代の食品製造業が地球温暖化を助長する要因の一つと提唱し、アパレル同様に「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」ことを目指す。
今秋展開されるのは、生息数が豊富な天然魚だけを捕獲して加工したスモークサーモンやオーガニック農場から調達した果物、アーモンド、シード、果汁のみを使用したエナジーバー、煎った4種のオーガニック穀類と乾燥オーガニック野菜入りのスープミックス。どれもパタゴニアスタッフ自身が食べたいと思う、気軽に携帯できる美味しい食品になっているとのこと。9月15日から、パタゴニア直営店、通信販売、オンラインショップですでに販売中だ。
公式サイトでは、「よりシンプルな暮らしとは、貧しい暮らしのことではない。それはずっと豊かな暮らしだ。」という、イヴォン・シュイナードによるメッセージが印象的なムービーも展開中。
食を切り口とした新たなチャレンジに、パタゴニアというブランドに共感できる。
食べることは、生きること。私たち自身もいま一度食品の選び方を見つめ直すきっかけにもなりそうだ。