中目黒の新商業施設「中目黒高架下」が11月22日、開業。全28テナントがオープンする。
東京急行電鉄と東京地下鉄による共同プロジェクトで、中目黒駅徒歩5分の立地に、全長約700mに渡る高架下空間を線状に開発。店舗、事務所などスモールオフィス含む全28店舗が出店することで、開業前からすでに大きな話題を集めている同施設。
最注目は、博多発祥“うどん居酒屋”の先駆け店「二○加屋長介(ニワカヤチョウスケ)」が東京初上陸。手打ちうどんは、地元、糸島市産の小麦にこだわった讃岐のしなやかなコシと、博多の優しい口当たりを併せもつ。代表メニューは博多名物でもある極上の水炊きをベースにした「鶏スープあつかけうどん」。また、うどん以外にも「牛すじ煮込み」や厚切りの「雲仙ハムカツ」をはじめ、お刺身から肉料理、揚げ物まで、質にこだわったという80種の酒に合うおつまみが豊富に揃う。
また、1枚30円から注文できる“立喰い焼肉”「治郎丸」や、宮城県・三陸の4つの漁場から産地直送で仕入れた牡蠣を中心にした日本酒バル「NODOGUROYA KAKIEMON」もおすすめ。どちらも中目黒で人気の居酒屋「なかめのてっぺん 本店」の系列店だ。
中目黒駅改札から横断歩道越しに位置する「中目黒 蔦屋書店」は、“中目黒のクリエイティブエンジン”をコンセプトにしたブック&カフェ。待ち合わせにぴったりなラウンジ、ライフスタイルやギフトを提案するスペース、アイデアやインスピレーションをカタチにするワークカウンター、イベントスペースの4つの顔を持つ空間に。コンパクトながら、他店とはまた違った蔦屋書店が誕生した。
スマイルズによる新業態、コンテンポラリーフード&リカー「パビリオン(PAVILION)」は、名和晃平や西野達によるアート作品を展示するなど、ユニークな店舗空間に。また、中目黒の人気店「水炊きしみず」などを手がける清水明氏が全面プロデュースする「鶏だしおでん さもん」、カレー専門店「CURRY SHOP 井上チンパンジー」、夜はシャンパンバーとしても営業するフレンチトースト専門店「LONCAFE STAND NAKAMEGURO」、白金台の「ルクソール」や広尾の「イルメリオ」などで腕を振るった原シェフが、人気店を多数手掛けるダルマプロダクション・古賀慎一と組んだ「原トリッパ製造所」、16年間恵比寿でのれんを守ってきた鉄板焼き店の分店 「鉄板焼 芯 立ち呑み屋」など、新業態や関東初出店の注目のグルメ店が続々とオープンする。
このほか、長時間じっくりスモークしたアメリカンバーベキュースタイルの肉を目黒川に面したテラス席で提供する「GOOD BARBEQUE」、スパニッシュイタリアン「RIGOLETTO」や代官山の「Hacienda del cielo」などで料理長を務めた澤井シェフがオーナーシェフとして腕を振るう「Caldo NAKAMEGURO」、150種類以上ある全国の日本酒を炉端焼きと共に楽しめる「炉端のぬる燗 佐藤」など、個性的な店舗も軒を連ねる。アパレルでは、「MHL(エムエイチエル)」が唯一の出店となる。中目黒店のみで販売される限定アイテムも登場。
中目黒らしい街の楽しみ方、ローカルの“新しい商店街のカタチ”を提案するという、中目黒高架下。オープンと同時に、年末の忘年会シーズンに向けて街の賑わいに一役買いそうだ。