トランジットジェネラルオフィスがプロデュースする、リノベーションシリーズ「イニシア アイディー(INITIA ID)」が販売開始した。
これは、不動産会社のコスモスイニシアが提供する、リノベーション済マンションシリーズ。住空間全体をインテリアデザイナーが細部までデザインし、インテリアコーディネーターが選んだ家具とアート写真で彩られた、海外のデザイナーズホテルのような空間を提案する。
トランジットジェネラルオフィスは、「ビルズ(bills)」「マックス ブレナー(MAX BRENNER)」「アイスモンスター(ICE MONSTER)」をはじめ、最近では、博多発うどん居酒屋「二〇加屋長介」を中目黒にオープンさせるなど、常に最旬スポットをプロデュースする、いわば“ヒットの仕掛け人”。その次なるプロジェクトは、住空間のプロデュースとなった。
マンションの1室をデザインによって蘇らせる同シリーズでは、非日常だった時間を住んだその日から日常へと変える、新しいライフスタイルを発信する。
今回、発表されたのは、東京・目黒不動前の「パーク・ノヴァ目黒不動前」(品川区西五反田4-22-5)、東京・元麻布の「秀和元麻布レジデンス」(港区元麻布1-1-18)という2つのリノベーション済物件。
2016年12月に1部屋ずつ完成する部屋は、生活の中で大切にしたいベッドルームの機能性を追求。バスルームからベッドルームへつながるオープンな間取り、一体感を感じさせるガラスのパーティションや広々とした美しいキッチンなど、“Crafted Elegance”をテーマに、ディテールにこだわり、憧れのホテルで過ごすような寛ぎの時間を演出しているという。
プロジェクトメンバーとして、SON OF THE CHEESE、BUY ME STANDなどの店舗設計を手掛けた「duffle」がインテリアデザイン、「ナナイロ」がグラフィックデザイン、インテリアコーディネートを「KNOT」、アートフォトキュレーションに「IMA gallery」が参画している。
アメニティグッズや、今治タオルを取扱う「伊織」とのコラボレーションで作られたオリジナルタオル・バスローブなど、住んだその日から、ホテルクオリティの生活を提供するという、細部へのこだわりっぷりは、トランジットならではの視点だ。
どんな人でも人生の3分の1を、自宅で過ごすといっていいだろう。その自宅がデザイナーズホテルのようになるのだから、こんな夢のような話はないはず。