ディオール(Dior)は、メゾンのすべてを集結させた「ハウス オブ ディオール(House of Dior)」を新旗艦店として、ロンドン、ソウルに続き、銀座6丁目にオープンしたギンザ シックス(GINZA SIX)の一角に出店した。
店舗は地下1階から4階までの5フロア構成。中央通り沿いに位置し、白い布が重なり合うような壁面に4つの大きなウィンドウを設けた、印象的なファサードに仕上げている。1階より足を踏み入れると、天井高7メートルの吹き抜けが開放感溢れる空間を演出。白を基調としたモダンな内装は、世界中で展開するディオールブティック同様、建築家のピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛けた。
地下1階は広々とした空間を贅沢に使い、ディオール オム(DIOR HOMME)を展開。ウエア、シューズ、レザーグッズ、アクセサリーなどを充実させ、スーツやシャツのセミオーダーができる「ドゥミ・ムジュール」サービスも提供する。さらにオープン時には、ドイツのヘッドホンメーカー「ゼンハイザー(SENNHEISER)」とのコラボレーションアイテムを用意。ディオール オムとしては初のコラボレーションとなり、ブラック×レッドカラーのヘッドフォンやアンプなど必見だ。
1階は白と黒の石炭岩を幾何学的に配した美しい床が特徴で、最新モードのレザーグッズ、アクセサリー、ファインジュエリーと時計のコレクションが一堂にそろう。オープンを記念したギンザ シックス限定アイテムの時計「ラ ミニ デ ドゥ ディオール」(49万5,000円)、サングラス「ディオールオンド1(DIORONDE1)」(ピンクのみ銀座店限定・4万6,000円)なども発売され、さらに1953年にムッシュ・ディオールが発表した日本がアイデアソースとなっているアフタヌーンアンサンブル「ジャルダン ジャポネ(Jardin Japonais)」に着想を得たというコレクション「ジャディオール(J’ADIOR)」も全世界先行で披露された。カプセルコレクションはスモーキーカラーのフラワープリントを基調とし、プレタポルテ、バッグ、シューズ、アクセサリーなどを幅広くラインアップ。
壁面に現代美術作家タリク・キスワンソン(Trick Kiswanson)のアートピースが飾られた2階はウィメンズシューズとバッグを並べる。3階はウィメンズプレタポルテのフロア。アーティスティックディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(maria grazia chiuri)が手掛けるコレクションピースからデイリーウエアまで最旬のラインアップをそろえる。
4階はホームコレクション「ディオールメゾン(Dior MAISON)」とカフェ「カフェ ディオール バイ ピエール エルメ(Cafe Dior by Pierre Herme)」を併設。いずれも日本初上陸となる。ディオールメゾンではリネン製品や食器、ステーショナリーなどを扱うが、店頭展開されていないアイテムも一部取り寄せ可能とのこと。カフェはソウルに次ぐ出店となり、日本の食材を使ったオリジナルメニューを堪能できる。
[元記事:ディオールの全てを体感できる「ハウス オブ ディオール」がギンザ シックスに誕生。ホームコレクションやカフェも日本初上陸]
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