コクヨは、東京・ 千駄ヶ谷にライフスタイルショップ&カフェ「シンク オブ シングス(THINK OF THINGS)」(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1)を、5月26日にオープン。
創業以来112年、文房具とオフィスファニチャーを中心に、人々の「働く」「学ぶ」フィールドをサポートしてきた同社。 近年、ユーザーのニーズは多様化し、生活と仕事の境界線が曖昧さを増す中、「働く」「学ぶ」にとどまらず「暮らす」という視点を加え、ワークスタイルとライフスタイルの双方に資する価値提供を推進している。
今回のシンク オブ シングスは、“ワークとライフの境界を超える”がテーマ。暮らしと仕事(学び)を割り切って考えるのではなく、同じベクトルで見渡すことで、より自分らしさを認識したり、自分の可能性を見出すことにつながるという考え方を提案。生活と仕事の双方に刺激や発見をもたらす道具という観点で、商品を展開し、自分らしい“スタンダード”(“好き”“心地よい”)について考えたり、見つけるきっかけになることを目指すという。
商品ラインアップは、文具、家具、ファッション、プレイ&アート、雑貨、ストック類のオリジナル商品やセレクト商品を展開。布貼りファイル・収納、筆箱や小物入れになる丸筒など、コクヨのロングセラー商品を、生活シーンで使えるようにアップサイクルしたアイテムをはじめ、異分野をまたいだ、紙と鉄で構成されたストックファニチャー、“ワークとライフの境界を超えた”スタンダードになるような、こだわりのセレクト商品も充実させる。また、ショップ内でノートや測量野帳への名入れサービスも有料で提供予定。
さらに、1階には、東京・三軒茶屋の「オブスキュラ コーヒー ロースターズ(OBSCURA COFFEE ROASTERS)」が手がけるカフェも併設。自分好みを選べる4種のコーヒーを基本としたドリンクメニューと、お店で揚げる出来立てコロッケを挟むなど、フード系とスイーツ系を揃えたワンハンドスタイルのコッペパンサンドを提供する。
このほか、レンタルも可能な多目的スペース「STUDIO」(2階)、コクヨオフィス(3階)を併設し、さまざまなかたちで来店客や地域と交流を持ちながら、顧客接点の場を活用したスピード感のある商品・サービス開発も実践していく。
同所は、JR原宿駅竹下口から徒歩3分の好立地。担当者によると、コクヨは過去に直営店を出店しており、初ではないもののいずれも閉店。顧客との接点を持ちたいという構想は以前からあり、約1年半前からスタートしたという。ステーショナリーやオフィス家具のコクヨではない、新たな切り口での商品提案は、一見の価値がありそうだ。
プレス内覧会では、多くのメディアが出席し、注目度の高さをうかがわせた。また、第2部では、「ワークとライフの境界を超える」をテーマに、ショップディレクションを手がけた、イクスの永田宙郷代表と、雑誌「アンドプレミアム(& Premium)」エグゼクティブディレクターを務めた編集者の柴田隆寛、コクヨの黒田英邦代表取締役社長執行役員がパネルトークを繰り広げた。
シンク オブ シングス(THINK OF THINGS)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1
営業時間:10:00~20:00
定休日:毎月第3水曜日