東京・渋谷にレストラン「アウト(OUT)」(東京都渋谷区渋谷2-7-14)が7月1日、オープン。
アウトは、「One dish. One wine. One artist. (ひとつの料理、ひとつのワイン、ひとつの音楽)」 というコンセプトのままに、料理とワイン、店内に流れる音楽、3つの要素を全て1種類のみ提供するという、新しいスタイルのコンセプチュアルレストラン。
料理は、シーズンベストの産地から取り寄せた新鮮なトリュフをたっぷり削りかけた、自家製フレッシュパスタのみ。イタリア産のオーガニック小⻨粉と山梨県の農家から直送される卵、北海道産のバター、オーストラリア産のオリーブオイルをつかって毎日つくられる。あわせるワインも、1つ。そのシーズン最上のトリュフをつかったパスタの香りをひきたてるリッチで力強い赤ワインを1銘柄のみを厳選する。
また、BGMもレコードでかけるレッド・ツェッペリンのみ。五感を刺激する究極の美食体験を追求するという。メニューもなく、入口にある食券機で食べたい料理、ワインを選んでチケットを購入後、カウンターに座るというスタイル。席数は、13席。
手がけるのは、3人のオーストラリア人。メルボルンでいくつもの人気レストランを経営するデビッド・マッキントッシュ、「ゼルダの伝説」 などの人気ビデオゲームをヒットさせた世界的ゲーム開発会社タンタラスのCEOであり、起業家・ 作家でもあるトム・クレイゴ、そして、トムの妹でもあるフードコンサルタントのセーラ・クレイゴだ。
セーラは、「外食に対して目が肥えた東京の人々は、本物のものづくり魂でつくられる完璧な食事体験を求めています。そこで、私たちは、One dish. One wine. One artist. (ひとつの料理、ひとつのワイン、ひとつの音楽)という3つの要素に表わされた理想のコンセプトを極限まで磨き上げ、調和させ、完璧にキュレーションしたレストラン体験を東京で提供したいと考えたのです。」とオープンの背景をコメント。
また、「東京ではラーメンを食べたければラーメン店へ、鮨を食べたければ 鮨屋へ、天ぷらやとんかつを食べたければそれぞれの専門店へ行きます。この考え方が浸透している東京であれば、ひとつの料理のみにフォーカスしたレストランというコンセプトがよく理解されるはずだと考えました。」とする。
価格は、新鮮なトリュフが5gもつかわれた自家製フレッシュパスタ(150g)に極上赤ワインがグラス1杯ついたセットが4,000円(税込)。パスタのみ単品2,900円、ボトルワイン 6,100円、グラス 1,300円やハウスシャンパン ボトル9,500円、グラス1,400円といった単品のみのオーダー、トリュフ(3g) 1,500円やパスタ(150g) 600円(全て税込)の追加増量も可能だ。
なお、店内インテリアを建築家兼デザイナーの小坂竜、ブランディングとアートディレクションは、Eat Creativeが手がけた。
コンセプトはオーストラリアで生まれ、イタリアに触発され、日本でそのスタイルをかたちにして追求するユニークなコンセプチュアルレストランの誕生。すでに飲食業界やグルメライターの間でも話題になっている。
「アウト(OUT)」
住所:東京都渋谷区渋谷2-7-14 Vort⻘山103
営業時間:18:00〜深夜2:00
定休日:月曜