ストライプインターナショナルが展開する「コエ(Koe)」が、東京・渋谷にホテル併設型のグローバル旗艦店「ホテル コエ トーキョー(hotel koe tokyo)」を2月9日にオープン。住所は、東京都渋谷区宇田川町3-7。
1階には、ホテルのレセプションをはじめ、パン屋、カフェ、洋食屋、居酒屋、ラーメン屋という日本の食文化をミックスし、これまでにない東京フードを提供するブレッド&ダイニング「コエ ロビー(koe lobby)」と、音楽イベントやポップアップショップなどを定期的に開催するイベントスペース「コエ スペース(koe space)」を設置する。オープン時は、iriやAwesome City Club によるライブに加え、世界的デザイナー「トムブラウン(THOM BROWNE)」とのコラボレーション商品を販売する。
2階には、セルフ&キャッシュレスの「スマートレジ」を導入し、21時から23時の夜間は無人アパレルショップとして展開。オープン記念として、人気アーティストの長場雄、大図まこと、ノンチェリーとのコラボ商品を展開する。「日本・東京・渋谷・ホテル」をテーマに描かれたイラストのアイテムを、渋谷のお土産として提案する。
3階のホテルは、4タイプ・10の客室を揃える。「茶室」をコンセプトに、装飾や加工を極力そぎ落とした、シンプルで上質なデザインに仕上げている。ゲストルームには和の要素である「離れ」や「小上がり」を取り入れてモダンにアレンジし、スタイリッシュな空間を演出。扉横には液晶パネルを使用したデジタルアートを展示し、テクノロジー要素をミックス。また、宿泊者が客室の“離れ”のような感覚で利用できるラウンジも設け、宿泊者同士の交流の場を提供する。
同社は、渋谷店をファッションだけでなく、宿泊や音楽、飲食など様々なコンテンツを通してブランドの世界観に触れられる「体験型店舗」として、新しいアパレルショップの形を提案。また、ブランド力の強化と認知度向上を図り、国内での基盤を固めることでグローバル展開への足掛かりにしていきたい考えだ。
2月8日、業界関係者向けに開催されたオープニングレセプションでは、多くの来場客が行列。渋谷パルコ パート2跡地という渋谷を象徴する好立地でのホテルとアパレル店舗の展開に注目度の高さが伺えた。