ベトナム北部・ハノイで人気の「エッグコーヒー」を生んだカフェ「カフェ ジャン(CAFE GIANG)」がハノイ店に次ぐ二号店としての日本初店舗を4月23日、横浜にオープンする。
カフェ ジャンの本店はベトナム首都・ハノイの旧市街にある多くのカフェの中でも古い「エッグコーヒー」発祥のカフェだ。
1946年の牛乳が手に入りにくい時代、現在のオーナーの父であり、当時ハノイの5つ星ホテル「ソフィテル・レジェント・メトロポール」のバーテンダーであったグエン・ザンが、牛乳の代わりに、泡立てた鶏卵の黄身部分を使うことを考案し、エッグコーヒーが誕生した。
卵とコンデンスミルクでカスタードクリーム状に泡立てたものをコーヒー上にのせ、よく混ぜてから飲むと、まるでカスタードクリームやティラミスを飲んでいるような感覚になり、苦味と甘みのバランスが抜群だ。
グエン・ザンのエッグコーヒーは、現在も唯一伝統を受け継いだオーナーであるグエン・トリホアンによって、72年間経った今でも地元の人々に愛され続けている。暖簾分け等、様々なオファーを断り続けていたが、導入元が何度もカフェ ジャンに通い詰め、オーナーであるグエン氏と同じ職人として交流を図った結果、門外不出とされた家業の手法を、初の外部継承者として受け継ぐ事に成功したのである。その結果、ベトナムハノイオープンから72年目にして、世界初となる暖簾分けとなる日本店オープンが決まった。
同店では、ベトナムの豊かな環境で育った完全無農薬栽培の高品質の豆を直輸入し、独自の焙煎豆が使用された完全オリジナルのエッグコーヒーが提供される。72年間地元で愛され続けている本場のコーヒー本来の旨みとエッグとの相性にこだわったブレンドは、他では決して味合うことが出来ないのも魅力だ。
カフェ ジャン(CAFE GIANG)
住所: 神奈川県横浜市中区山下町78-3
営業時間:10:00〜23:00