東日本旅客鉄道は、川崎駅西口開発計画として進めていた新複合施設の建設工事に着工したことをリリースした。全体完成は2021年春を予定、その前年の2020年春には、ホテルも開業する。
本計画は、川崎市の「川崎駅西口大宮町地区 地区計画」(1999年12月決定)に基づき、当社変電所跡地と取得した複数隣接地を一体的に進める市街地再開発の一環。国際競争力や情報発信力をもつビジネス・宿泊・商業機能の大規模複合型まちづくりにより、川崎駅周辺の都市機能強化・歩行者ネットワーク及び回遊性向上を目指す。
施設は、地上29階・地下2階となる高層棟の川崎エリア最大級の大規模オフィスフロアをはじめ、同じくエリア最大級規模となる地上16階・約300室の「ホテルメトロポリタン川崎(仮称)」の開業を予定。ホテルのインテリアデザイン監修には、サポーズデザインオフィス(SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.)を起用し、やすらぎと華やぎのある空間デザインを施す。また、時間帯に合わせた多彩なメニューやテラス席などのバリエーションに富んだ客席のオールデイダイニングや、ミーティングルーム・ランドリーラウンジ・ジム等の付帯施設を充実させる。
このほか地上5階・地下1階となる低層棟には、飲食店等が入居する商業フロアや、ジム・プール・スタジオを備えた約4,000平方メートルの大型フィットネス&スパ、約400平方メートルの保育施設も計画する。