高島屋が、新・都市型ショッピングセンターとして「日本橋髙島屋S.C.」を9月25日に開業。今回、新館・本館ガレリアにオープンする日本初上陸2店舗を含めた計114店舗が発表された。
日本橋髙島屋S.C.は、百貨店建築として初めて国重要文化財に指定された「本館（地下2階〜8階）」を残しながら、9月25日に中央通り側の開発地区低層部に「新館（地下1階〜7階）」をオープンする。全体コンセプトは、「美しい暮らしスタイル」を発信する店。想定ターゲットとして既存客に加え、増加傾向にある近隣商圏のオフィスワーカーや居住者、日本橋地区全体で流入が増加している国内外のツーリストを挙げる。
今回、日本初上陸となるのは、フランス・プロヴァンス発のグルメグロサリーブランド「メゾンブレモンド1830（Maison Bremond 1830）」。秀逸な生産者達と協力して作った主力のオリーブオイルや、コンディメントバルサミコはじめ、人気のトリュフ塩やコンフィチュールなど、豊富なブレモンドフレーバーをとり揃える日本初のフラッグショップを出店する。
本館と新館の間に新設される歩行者空間「日本橋ガレリア」には、オーストラリアの人気ジェラートショップ「N2」が手掛けるオールデイダイニング「エヌツーブランチクラブ（N2 Brunch Club）」として初上陸。また、フランスの老舗総合美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー（OFFICINE UNIVERSELLE BULY）」や、フォションの味と雰囲気が味わえる「フォション カフェ（仮称）」も登場する。
1階では、10店舗が朝７時３０分から営業。代々木八幡で人気のベーカリー「365日」や紀ノ国屋「KINOKUNIYA entrée」、出勤前に靴やバッグのリペアができる「GMT FACTORY」、グリーンショップ「SOLSO HOME Nihonbashi（仮称）」が併設された空間「IN THE GREEN(仮称)」を新設する。
2〜3階のファッションでは、200坪強と路面旗艦店と並ぶ規模となる「トゥモローランド（TOMORROWLAND）」をはじめ、「マルティニーク（MARTINIQUE）」、初フラッグシップショップとなる「ユニオンランチ（UNION LAUNCH）」、インショップとして和洋折衷なギフトショップも展開する「ジャーナル スタンダード ファニチャー（JOURNAL STANDARD FURNITURE）」など16店舗が出店する。
4階には、“以茶論美(茶を以て美を論ず)”をコンセプトとした、茶道の稽古・喫茶・見世の3つの場からなる中川政七商店の新業態「茶論」をはじめ、ヒマラヤの新業態「タウンライン（TownLine）」など、5階には「スターバックス（STARBUCKS）」、理容室「ザ・バーバー（THE BARBER）」など、6〜7階にはレストランフロアを展開する。
なお、日本橋髙島屋S.C.が誕生する軌跡をミニチュア写真家・田中達也とCG作家・森江康太による予告編ムービーも6月13日から公開。女性ボーカルグループ「リトル・グリー・モンスター（Little Glee Monster）」オリジナル楽曲に合わせ、ミニチュアの世界観の中で日本橋の街が変わっていく姿を表現している。
