オンワード樫山が展開する「J.プレス(J.PRESS)」は10月19日、メンズライン「J.プレス オリジナルズ(J.PRESS ORIGINALS)」初のコンセプトストア、「J.プレス&サンズ青山(J.PRESS & SON’S AOYAMA)」を東京・北青山にオープンした。
J.プレス オリジナルズは、1902年アメリカのニューヘブンにて誕生したJ.プレスの哲学を背景に、2018年秋冬からスタートしたメンズ新ライン。これまでは国内の大手セレクトショップをはじめ、海外ではロンドン「ミスターポーター(MR PORTER)」、パリ「メルシー(merci)」といった高感度セレクトショップを中心に卸展開されてきた。
今回オープンした日本初の路面店では同コレクションをフルラインアップするほか、「ブルーブルー(BLUE BLUE)」、「ケネスフィールド(KENNETH FIELD)」、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」など様々なブランドとのコラボレーションラインや別注アイテム、靴・時計・帽子などの服飾雑貨のセレクトやヴィンテージ、リビルド商品などを展開。それらを通して、アメリカントラディショナル、アイビー・ルックの礎を築いたJ.プレスのヘリテージアーカイブから、現代のリアリティーを追求したプロダクトを新たに創出し、次世代に向けた時代の感性を織り交ぜたトラディショナルスタイルを提案していくという。
同ブランドを手がける黒野智也マーチャンダイザーは、「色展開やサイジングなど、30代〜40代のお客様が今の気分で着られるのが、J.プレス オリジナルズ。昨年からホールセールで展開してきたが、そのフルコレクションを見られるショップを作りたかった。商品面では、例えば紺ブレでは裏地をヴィンテージの生地やニューヨークで買い付けたボタンを使用したり、カスタマイズやリメイクアイテムなど様々な取り組みを行っていく。また、クラシカルなアメトラから、モードなブランドまで幅広くコラボレーションも行っている。さらに、トラディショナルなメンズアイテムを女性が大きめに着るという昨今の流れもあるので、ユニセックスに愉しんでいただけると嬉しい。将来的にはボーイズサイズのウィメンズやキッズの展開も考えている。既存の百貨店で展開するJ.プレスとは違う、新しい世代の顧客層に向けて発信していきたい」とオープンにかける思いを語った。
18日夜に開催されたレセプションパーティーでは、多くのファッション関係者が来店し、オープニングを祝福。店外の壁面では、来日した英ロンドンのグラフィティーアーティスト、ベン・アイン(Ben Eine)によるライブペイントも披露され、「トーキョーは幸せな気持ちになれる世界でいちばん好きな街。J.プレスとの取り組みも最高なものになった。今回ペインティングしたウォールアートが人気スポットになったら嬉しい」とコメントした。
なお、12月14日には、シューデザイナーTAKAFUMI ARAIを招いた、シューアクセサリーの販売会やデモンストレーションを実施するなど、今後も様々なポップアップイベントを開催予定となっている。
J.プレス&サンズ青山(J.PRESS & SON’S AOYAMA)
住所:東京都港区北青山 3-10-2 オフィス青山 1F
TEL:03-6805-0315
営業時間:12:00〜20:00(平日)、11:00〜19:00(土日祝)
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
PHOTO: RYOTARO SATO,YOUTARO KATAYOSE(AnMAKE Tokyo)