東京・二子玉川にある玉川高島屋ショッピングセンターは4月下旬、西館ストリートをリニューアル。1Fには話題の4店舗から構成されるフードコート「ピー.(P.)」を開業し、歩道と空間、地域をつなぐ、新たな通りのあり方を創出する。
東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅、国道246から一本入ったアレーナ通りの歩道を一部拡張し、植栽帯も一新。公園のように居心地の良く過ごせる新しい通りとなっている。この取り組みの象徴として、店舗外構をセットバックすることによって歩道幅を拡張。「ミニマッシーフ(Mini Massif)」、「アディカリー(ADICURRY)」、「ミッケラーバーガー(Mikkeller Burger)」、「ピザスライス(PIZZA SLICE)」の4店舗によるそれぞれの新しい取り組みを集結したフードコートとなっている。
西館の二子玉川商店街側では、これまでの道路との接点の位置を変えることによって、柳小路へのつながりを創生。この西館ストリートの再生を起点として、二子玉川商店街通りや柳小路への回遊を生み出す通りづくりを目指している。
同施設にオープンするミニマッシーフは、池尻大橋駅前商店会の奥地にあるワインレストランだ。多様なバックグラウンドを持つチームが、常にフレッシュな小皿料理やコース料理、パン、ペイストリーを提供する。アディカリーは、中目黒にある、モダン・ネパールコース料理レストラン「アディ(ADI)」の料理やライフスタイルを感じることができる2号店だ。
神田にあるレストラン・ミッケラーバーガーも仲間入りとなった。こだわりのクラフトビールに合わせた、定番のオーガニック和牛スマッシュバーガーやポテトフライなどを提供する。そして、東京で10年以上にわたり愛され続けているニューヨークスタイルのピザ屋・ピザスライスでは、タイムレスなニューヨークと東京がミックスした空気感とともに、ファミリー、若者、夜の食事を求める人々を迎え入れる。
また、今回のプロジェクトでは、CEKAI安田昂弘氏を全体ディレクションに迎え、通りの環境計画およびインテリアデザインをDDAA元木大輔氏、飲食ディレクションをMax Houtzager氏が担当している。