「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」は、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で7月16日より、日本を代表するアーティスト・草間彌生の展覧会「INFINITY – SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」を開催する。本展では、国際的なアートシーンに登場した初期の作品から近年の作品にいたるまで、インスタレーション作品や絵画作品を紹介する。
本展は、東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ・ヴィトンにてフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵コレクションを公開する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環であり、国際的なプロジェクトを通じて、世界各地のより多くの観客に作品を届けるというフォンダシオンの理念に基づいている。展覧会は無料で公開され、関連するさまざまな文化的コミュニケーションを通じてその活動を紹介している。
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは現代アートとアーティスト、そしてそれらのインスピレーションの源となった重要な20世紀の作品に特化した芸術機関だ。公益を担うフォンダシオンが所蔵するコレクションと主催する展覧会を通じ、幅広い多くの人々に興味を持ってもらうことを目指している。カナダ系アメリカ人の建築家フランク·ゲーリーが手掛けたこの壮大な建物は、既に21世紀を代表する建築物と捉えられており、芸術の発展に目を向けたフォンダシオンの独創的な取組みを体現している。2014年10月の開館以来、1000万人を超える来館者をフランス、そして世界各地から迎えてきた。
フォンダシオン ルイ·ヴィトンは、本機関にて実施される企画のみならず、他の財団や美術館を含む、民間および公共の施設や機関との連携においても、国際的な取組みを積極的に展開してきた。とりわけモスクワのプーシキン美術館とサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館(2016年の「Icons of Modern Art: The Shchukin Collection」展、2021年の「The Morozov Collection」展)やニューヨーク近代美術館(「Being Modern: MoMA in Paris」展)、ロンドンのコートールド美術研究所(「The Courtauld Collection. A Vision for Impressionism」展)などが挙げられる。