パルコが、6月29日(土)から8月31日(土)の期間、アウトドアファッションに特化したキャンペーンを初めて実施。人気アウトドアファッション誌『GO OUT』(三栄書房)とタイアップした立体的なキャンペーンを展開しています。
これは、パルコがお勧めする夏フェスアイテム(アウトドアファッション、夏の野外音楽フェスティバルファッション等)を、雑誌本誌、館内ポスター、本誌と連動したカタログにて紹介ほか、本日7月12日(金)からは対象店舗にて5,000円以上の購入で、『GO OUT』コラボノベルティ”オリジナルカラビナ”と、10月開催のキャンプイベント「GO OUT CAMP vol.9」のチケットが当たる応募抽選券をプレゼントされます。
また、期間限定アウトドアショップ「GO OUT EQUIPMENT STORE」が、渋谷、福岡、札幌店にオープン。「GO OUT CAMP」の常連ともいえる、カジュアルアウトドアブランド「CHUMS」をはじめとして、さまざまなウェアから小物、雑貨ブランドを取り揃えます。
今回F.M.J.では、パルコ 宣伝部の藤井さん、田辺さんに取材させて頂きました。
「セール突入後も猛暑が長期化し、なかなか洋服が売れない時期。”人が動くタイミングに需要は生まれる”をキーワードにファッション感度が高く、アクティブな方が多く集まる夏フェスをMDテーマにした打ち出しで新たな需要を取り込むことを目的としています。」
パルコは同じく三栄書房の人気レディスファッション誌『FUDGE』編集のロンドンムック、『LONDON ART SCHOOL GIRL』とのタイアップによる展示イベントなども記憶に新しく、出版不況が言われるなかでファッション誌をプロモーションに有効活用している企業のひとつです。その理由をこう語ります。
「関心やテイストでセグメントされた層に確実に情報を届けられ、パルコのイメージでなく具体的なMD内容まで伝えられるのが理由です。皆様の中に”パルコはこんなところ”というイメージを既にお持ちかもしれませんが、実際は全国19店舗あり出店テナントの業種も多様。(お客様からパルコにこのお店があったんだね、という声をいただくことも多いです)イメージ宣伝と具体的な中身を伝える宣伝どちらも重要だと思いますので、具体的な中身を伝えることのできる雑誌は現在も有効な媒体だと捉えています。」
なお、このキャンペーンは、若手女優の大野いとを起用し、”映画のように夏したい”をテーマに水着をはじめ、ファッションと夏フェスにフィーチャーした3種類のビジュアルを展開するキャンペーンの一環となっています。そのコンテンツのなかに、”じぶんフェスメーカー”という、夏フェス風のフライヤーを作り、ダウンロードやSNSでシェアできるデジタルでのキャンペーン拡散施策があります。
「『GO OUT』の施策と同様に、”人が動くタイミングに需要は生まれる”をキーワードに皆様個人の友人・家族・恋人との夏ならではの楽しい過ごし方を応援するツールとして企画いたしました。”じぶんフェスメーカー”を楽しみ、シェアしていただく中で夏アイテムならパルコに揃っているというイメージを持ってもらえれば、なお嬉しいです。」
“人が動くタイミングに需要は生まれる”というキーワードで仕掛けるパルコの戦略と、雑誌コラボの有効活用によるコンテンツ開発やデジタル施策は、他ファッション企業にとっても新需要喚起を図るマーケティングのモデルケースとして注目されるキャンペーン施策といえます。
・「パルコの夏フェス with GO OUT」 http://parco.jp/fes/