「ビームス(BEAMS)」は、飲食業態「レムソンズ(Lemson’s)」のフランチャイズ展開を開始した。
初フランチャイズ店として吉野家ホールディングス傘下のピーターパンコモコが、イオンモールむさし村山店(東京都武蔵村山市榎1-1-3イオンモールむさし村山1階)を19日にオープンし、アクアシティお台場店(東京都港区台場1-7-1アクアシティお台場3階)を来月9日にオープンする。
両店舗とも、フローズンヨーグルトとソフトクリームのサーバーをカスタマー自身が操作し、フレーバー、トッピング、量を好みでセルフサーブ。12種のフレーバー、24種のトッピングから選択し、レジにて計量して会計するシステム。
ビームスは昨年10月、フライドグリーントマトとマスターライセンス契約を締結し、フランチャイズ加盟を募集していた。レムソンズは、2012年春にローンチしたビームス独自の飲食ブランド。ハワイのシェフ、ジョージ・レムソン(George Lemson)メニューを監修。今回の出店で全国6店舗となり、東京スカイツリータウン・ソラマチ店を始めとして都内店は3店舗となる。
[元記事:ビームス飲食業態「レムソンズ」初FC店がお台場と武蔵村山にオープン]
この『FASHION HEADLINE』記事にもあるように、「Lemson’s」は商標権を「BEAMS」がもつ飲食業態で、その使用権を持つフライドグリーントマトとピーターパンコモコの間でフランチャイズ契約が締結されたものになります。ピーターパンコモコは今後3年で「Lemson’s」のフランチャイズ店を30店舗まで拡大する計画としています。
ファッションブランドがカフェなどの飲食事業に参入する流れが加速するいっぽうで、今回のそれはブランド自体が事業主体になるのではなく、「BEAMSプロデュース」をライフスタイル分野に展開することで、「BEAMS」がもつ大きな資産であるブランドの付加価値を新たなビジネスモデルとして展開する新事業のひとつです。日本を代表するセレクトショップであり、ロングセラーブランドといえる「BEAMS」の次なる成長戦略に期待がかかります。