アジア初、日本初出店となる「エースホテル京都(ACE HOTEL KYOTO)」が6月11日に開業。プレビュー期間としてソフトオープン後、今年後半にグランドオープンすることを発表した。
「イースト ミーツ ウエスト(East meets West)」をコンセプトに、アジア初のエースホテルとして誕生する同ホテルは、NTT都市開発が手がける再開発プロジェクト「新風館」の中に位置。京都市営地下鉄「烏丸御池駅」に直結する同商業施設は、世界的に著名な建築家・隈研吾監修により建築デザインされたものとなっている。
同ホテルの特徴となるラウンジは、本国アメリカのスピリッツを受け継ぎ、ローカルコミュニティとの繋がりを大切にした自由で活気あるスペースに仕上がっている。読書やミーティングなど様々な用途で、旅行者だけでなく、地域の利用者にも開放し、交流スペースとしての目的も果たしていく。
もう一つの大きな特徴となるのは、レストラン「ピオピコ」や1階ギャラリースペースで行われるカルチャーイベントの数々。京都のアーティストを中心に幅広いジャンルのイベントを今後開催予定となっている。
同ホテル内にある3つのレストランは、それぞれアメリカで著名なシェフが監修。
アメリカ風イタリアン・オステリア兼ルーフトップバーである 「ミスター・モーリスズ・イタリアン(Mr. Maurice’s Italian)」は、マーク・ヴェトリ(Marc Vetri)がイタリア、アメリカの両地で積んだ幅広い経験を細部まで活かしたレストラン。米国の優れたシェフに与えられる有名なジェームズ・ビアード賞を受賞した彼が手がけるのは、「レッドソース・イタリアン」の名でも親しまれるトマトソースを使った大家族で大皿をシェアする文化を大切にした温かみのある料理。内装は、カリフォルニアのアーティスト、アレクサンダー・コリ・ジラードのデザインによる白と黒のペニータイルの床と、同じくコリのシグネチャーパターンでデザインされた可動式パネルがダイニングエリアを仕切る。益子在住の木工作家・高山英樹によりカスタムデザインされたオーバルテーブルやベンチが並ぶ室内を過ぎて広がるルーフトップバーからは、隣接する新風館の中庭を見晴らすことが出来る。
「ピオピコ(PIOPIKO)」はメキシカン・ルーツへの敬意、高級料理店の技術とアメリカ風メキシコ料理をかけ合わせたウェス・アヴィラ(Wes Avila)による活気あふれるバー&タコスラウンジだ。メニューは、アメリカ西海岸で発展してきたメキシカンアメリカンの伝統食に加え、国際的なトラベル文化、そして世界にも影響力のある日本のストリートアートと音楽など、様々な要素から着想を得て開発。同レストランでは「伝統的なメキシコ料理」をオリジナルにしながら、多くのイノベーションを取り入れた料理が楽しめる。内装には、銅で造られたアイコニックなDJブース、叢-QUSAMURA-の観葉植物、陶芸家の浜名一憲により造られたセラミックアートなど、アートやアクセントが豊富に点在。京都やアメリカのアーティストが手がけるインテリアは、独創的な空間を作り上げている。
メインダイニングとなる、数々の賞の受賞歴があるナオミ・ポメロイ(Naomi Pomeroy)による屋上庭園を望むアメリカンレストラン(レストラン名未定)は、洗練された技術とイノベーションを合わせた、アメリカン・クラシック料理の新しい領域を楽しめるものとなっている。
6月11日からは、「ミスター・モーリスズ・イタリアン」、「ピオピコ」にて、プレビュー期間限定の特別メニューを提供。年内にはグランドオープンとしてメインダイニングを営業開始し、全てのレストランでフルメニューを提供予定となっている。
なお、同ホテルおよびホテル内レストランでは、感染予防対策措置を実施。プレビュー期間中はジムの使用やイベント内容を制限し営業するなど、安全策を講じていく。