良品計画が展開するインテリアブランドのイデー(IDÉE)が、新業態のコンセプトストア「イデー トウキョウ(IDÉE TOKYO)」を JR東京駅グランスタ東京地下1階に、8月3日にオープンした。
1983年に始まった同ブランドは、永遠のテーマに「生活の探求」を掲げてきた。デザイン、家具、アートといったことだけでなく、生活を心地よくしてくれるものをセオリーにとらわれずに選び、表現し、かたちにしてきた。また、多くの若いデザイナーやアーティストがそれに賛同し、さまざまなクリエーションが発信されてきた。
同ストアは、「生活の探求、美意識のある暮らし」をテーマに、オリジナルデザインの家具やインテリアプロダクトを提案する新しいコンセプトのストアとして誕生。キュレーターにはプロダクトデザイナーの深澤直人氏を迎え、デザイン、民藝、アート、新しいもの、長い時間を経てきたものなど、ひとつひとつ丁寧にセレクト。同ストアだけのオリジナルアイテムも展開する。JR東京駅という様々な場所から場所へ向かう多くの人が行き交う場所で、ふと足をとめて、心にすっと花を咲かせるような「いいもの」を提案していく。
店内では、「World Master Piece -世界の名品」、「Folk Art Crafts – 民藝・工藝」、「Fine Daily Items – 日常上質」、「New Creation – ニュークリエーション」、「Original & Limited – オリジナル&限定アイテム」の5つのテーマのもと、プロダクトをひとつひとつ厳選し、提案。
イタリア、デンマーク、台湾などの世界の名品に加え、メイドインジャパンの国産品、同社オリジナル品、コラボ商品など多様なバリエーションで展開。同店ならでなのセレクトが魅力だ。
ストアの奥は、ギャラリー空間になっており、毎月テーマを変えて独自の編集で、国内外のアーティストの個展やプロジェクトの展示を企画し、開催していく予定。現在、オープニング企画として、 陶芸家・黒田泰蔵氏の個展「不完全な完全」を8月3日から9月1日の期間で開催中。黒田氏の白磁の作品が放つ、圧倒的な魅力を楽しめるようになっている。
9月4日から10月20日の期間で開催予定の第二回の展示は、染色家・アーティストの柚木沙弥郎氏の個展「フォークアーティスト(FOLKARTIST)」を開催。97歳で現役で精力的に活動を行う柚木氏の力強い型染は、民藝の枠を超えたテキスタイル・アートであり、必見だ。
なお、ギャラリー内は入場料無料、改札外からの入場の場合はJR東京駅を含む乗車券または入場券(140円)が必要。
イデートウキョウ(IDÉE TOKYO)
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
JR 東日本東京駅構内 グランスタ東京地下1階
定休日:無休
営業時間:8:00-22:00(日・連休最終日の祝日:8:00–21:00)