ゴールドウインが展開するザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)が、走ることを楽しむ全てのランナーに向けた環境配慮型のランニングウエア シリーズ「フリーラン(Free Run)」をローンチ。8月11日から、全国の直営店、取扱店及びブランドオフィシャルオンラインストアなどで順次販売を開始した。
同シリーズは、レースに出ることを目的とした熟練者だけでなく、走ることを楽しむ全ての人に自由なランニングスタイルを提案。機能面に加え、植物由来のナイロンを使用することで二酸化炭素の排出への配慮をするなど、環境配慮型の素材を使用したサステナブルなアプローチを行っている。
アイテムには、「フリーランアノラック(Free Run Anorak)」、「ショートスリーブフリーラングラフィッククルー(S/S Free Run Graphic Crew)」など計14型がラインナップ。その他、カットソーやショーツ、ソックス、キャップなども展開し、トータルでのコーディネートも楽しめるのが魅力だ。
同ブランドはこれまでにも、「エクスプローラーソース(EXPLORE SOURCE)」という、ブランド独自の循環型アップサイクルプロジェクトを推進。今回発表された同コレクションも、その取り組みの一環として製品化に至った。なお、同ブランド直営店では、リサイクルボックス設置店舗で顧客から不要になったアパレル製品を回収し、次の製品へのアップサイクルを行う取り組みも実施。回収された製品からは、アウトドアフィールドでも十分に機能が発揮できる純度の高いポリエステル素材を再生成し、よりハイスペックな製品へアップサイクルして次の冒険へつないでいくという、ユーザーと共に循環のサイクルを生み出していくというストーリーを持った取り組みを行っている。
同社は、2008年から「グリーンイズグッド(GREEN IS GOOD)」のコンセプトのもと、環境に配慮した製品の開発、楽しみながら環境への負荷を減らせるようなアイデアなど、スポーツ用品メーカーとして環境のためにできることを実践してきた。さらに長期ビジョンとし、「プレイ アース 2030(PLAY EARTH 2030)」を発表。気候変動問題の解決と持続可能なビジネスの再構築を図る、という2つのサスティナビリティと向き合うことを目的としている。環境におけるサスティナビリティでは、環境負荷低減素材への積極的移行として、2030年に環境負荷低減素材を使用した製品比率を90パーセント以上に引き上げ、グリーンデザインを推進。また、全事業所でのカーボンニュートラルを実現し、再生エネルギーへの転換を進めていくことに加え、廃棄物をゼロにして循環型社会の実現への目標を掲げる。今後も、「スポーツを通じて豊かで健やかな暮らしを実現する」という企業理念のもと、気候変動問題を解決し地球環境の改善に向けたさらなる取り組みを推進していく。