新商業施設「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」が2017年春に開業。東京急行電鉄、大成建設、サッポロ不動産開発、東急建設の4社出資による、渋谷宮下町リアルティが運営する。
同所は、都営住宅の跡地。JR渋谷駅徒歩7分の宮下公園からほど近い立地で、約5020平方メートルの敷地に、地下2階・地上16階のフロアで構成する渋谷キャストは、ショップ、オフィス、シェアオフィス、カフェ、多目的スペース、広場、住居といった7つのゾーンからなる複合施設。クリエーターが新たな事業につながる出会いやアイデアが生まれる創造活動拠点となることを目指す。
地下1階と地上1階の店舗ゾーンには、東急ストアの小型スーパーをはじめ、レストラン、ファッション雑貨などのショップが入居予定。渋谷ならではの「暮らす」「働く」場を再定義する新しいコミュニティスタイルを支援するという。
また、1・2階には「co-lab」によるシェアオフィスとカフェ、2階から12階にはオフィス、13階から16階には80戸の共同住宅を展開。オフィスフロアのメインテナントには、「ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)」などを展開するアパレル企業、ベイクルーズグループ本社が移転する。
東急電鉄は、渋谷駅周辺の未来予想図もリリース。グラフィックとムービーを公開中だ。今後約10年をかけて生まれ変わる渋谷エリアの再開発には、大きな注目と期待が集まっている。