博多ラーメンの「一風堂」から届いたのは、福岡・天神西通りに大型旗艦店を2017年2月下旬にオープンするというニュース。
今年7月まで、一風堂西通り店として営業していた今回の新店は、1階は15時から立ち呑みスタイルに変わる「一風堂スタンド」、2階は着席型の「一風堂」という2階建てとなってリニューアルする。用途や気分に応じて2つのスタイルを楽しめる設計だ。
実はこの一風堂スタンドは、今年7月に東京・浜松町、11月に西五反田にオープンした新業態。2008年にオープンした、一風堂ニューヨークのスタッフが現地で見慣れていたウェイティングバーと、日本の角打ち(立ち呑み)から着想。日本に帰任した同スタッフによって、日本酒と立ち呑みスペースの導入を決定したという。
1号店となる一風堂 浜松町スタンドでは、博多 住吉酒販がセレクトした日本酒と、今年95周年を迎えた福岡の豆腐店「豆藤(まめふじ)」の厚揚げや丸天などのおつまみも揃える。2号店の西五反田スタンドでは、クラフトビールの老舗、木内酒造「常陸野ネストビール」のラガーとアンバーエール2種類を樽生で提供。どちらも、日本酒を一杯飲んで、つまみを食べてラーメンで締めて帰るという、新たな一風堂スタイルを提案している。
なお、福岡・天神西通りに誕生する新店の詳細は、2017年1月中旬に発表。女性が一人でも入れるラーメン屋による新たな提案は、日本酒を立ち呑みできるラーメン屋。そのユニークな切り口は、その人気に拍車をかけそうだ。