ナイキ(NIKE)は1987年に「AIR MAX 1」が発売された日にちなみ、3月26日を”AIR MAX DAY”に設定。過去の傑作を振り返ったムービー「TINKER’S DESK」をYouTubeで公開した。
この動画ではエアクッションをイメージさせるバブルとともに、空中に浮かんだシューズが、過去に登場したエアマックスシリーズへとダイナミックに姿を変えていく。それは、まるで時間が遡っているかのようで、最後には「AIR MAX 1」が空中へと姿を消し、そのデザイン画が机の上に残された。
この動画とともにナイキが振り返る、シリーズの傑作シューズは以下の通り。
シリーズのファーストモデルとなった「AIR MAX 1」では、ソールサイドを切り抜くことで、中のエアソールユニットを露出。クッション性における技術革新を、目に見える形で自己表現した。
これは、パリの異端的な建築物にインスピレーションを得たもので、デザイナーのティンカー・ハットフィールドは「パリのポンピドゥセンターは、本来外側にあるガラスの壁を内側に収めたような、まるで中身を外に返したような建物でした。そこで、あのビルで使われたテクノロジーを用いてエアを露出させたら、他に例を見ないようなシューズが作れるのではないかと思いついたのです」とコメントしている。
一方、大きなエアクッションと流れるようなフォルムが特徴的なのが、シリーズ3作目となる「AIR MAX 90」。パネルの角度や色の区切りで機能性を追求しながら、同時にランナーの心境を表現。インフラレッドと呼ばれる鮮やかな赤が、エアクッションの存在感を強調している。
その後は、「AIR MAX 180」でアウトソールからミッドソールまで、エアソールが180度露出。更に、「AIR MAX 93」ではビジブルエアが270度まで広がり、「AIR MAX 95」では二つのユニットを使用することで、前足部にもエアソールを露出させるなど、そのデザインを一層先鋭化させている。そして、「AIR MAX 97」を迎えるにあたり、シリーズ初となるフルレングス マックスエアが実現。続く、「AIR MAX 360」の登場によって、ビジブルエアの歴史と共に追及してきた、”エアの上を歩く”というシリーズの目標が達成された。
また、これらの歴史の中で、機能性シューズとしての「AIR MAX」の性能も更なる進化を遂げている。それを象徴するのが「AIR MAX 2015」だ。優れた屈曲性と快適性は、13年にデビューした「AIR MAXクッショニング」を上回るもの。縫い目のない新メッシュアッパーは、フライワイヤーテクノロジーと連動し、足を包み込むようにフィットする。その上でシリーズ最大のエアソールが、弾みのあるライド感を生み、スムーズなランニングを実現させた。
[元記事:3月26日はナイキ「AIR MAX」の誕生日です、過去の傑作を振り返る新ムービー]