NYの最注目ライフスタイルショップ「THE APARTMENT by The Line」リビングルーム
最近、多くの女性誌でニューヨークの大型特集を組んでいるのが目立ちます。「SPUR」(集英社)、「Harper’s BAZZAR」(ハースト婦人画報社)、「FIGARO japon」(阪急コミュニケーションズ)3誌のニューヨーク特集の中で、共通して大々的に取り上げられていたショップに注目です。
NYのSOHOにあるライフスタイルショップ「THE APARTMENT by The Line (アパートメント・バイ・ザ・ライン)」。この店舗、まるで誰かの家のような内装。リビング、ダイニング、バスルーム、クローゼットと各スペースにあるものすべてが商品で購入可能というユニークなコンセプトなのです。映画のセットを手がけているデザイナーと共に作り上げたというインテリアのレイアウトは、住んでいる人を想像させるリアリティがあります。
「THE APARTMENT by The Line」バスルーム
「THE APARTMENT by The Line」クローゼット
「Harper’s BAZZAR(9月号)」の誌面ではショップの仕掛け人でスタイリストのヴァネッサ・トライナーにインタビューをしています。「今、NYの女性はどんな服が着たいのか、どんなアパートに住み、そこにはどんな家具やアートがあるのか、それを具体化したのがEコマースの『ザ・ライン』であり、リアルショップ『ザ・アパートメント』なんです」とショップの魅力に迫っています。
また、「FIGARO(10月号)」のインタビューではもう一人のショップの仕掛人であり、Eコマース業界で経験を積んできたモーガン・ウェンデルボーンが「ひとりの女性が暮らす空間を置くことで、そこのプロダクトはその女性の生活の一部になり、ライフスタイルを語ってくれる。この服が好きな女性はこういう家具を選んで、こんなアートを集めていて、と女性像が想像できるような場所にしたかったんです」と語ります。
「FIGARO(10月号)」によると、近年消費者のショッピングのあり方が、実店舗からEコマースへと急速に変化している中で、このショップをきっかけとして実際に足を運び、世界観を感じ、実際に触れ、イメージしながら買うという本来の買い物へ人々が呼び覚まされているそうです。またオンラインとオフライン店舗を同時にオープンさせたという点でも特異な存在として、世界中のファッション関係者から注目をされているショップのようです。
各誌が”今訪れるべき”スポットとして注目する「THE APARTMENT by The Line」は、ファッション・マーケティングやオムニチャネルの視点でも一見の価値があるショップとなっています。この流れを受けて日本でも今後、実店舗とオンラインショップの新しいあり方や見せ方が更に変化していきそうです。
・「THE LINE」 https://www.theline.com/
・「THE APARTMENT by The Line 」 https://www.theline.com/apartment/quintessential_apartment
※画像引用元
http://www.wgsn.com/blogs/travel/new-york-the-apartment-by-the-line