下北沢高架下に3年間限定のイベントパーク「下北沢ケージ」が、8月19日にオープンする。
場所は京王井の頭線「下北沢」駅徒歩3分の高架下。 京王電鉄が進めている井の頭線高架橋化工事の一部完了に伴い、利用可能となった高架下空間を3年間の期間限定で有効活用する事業「KEIO BRIDGE Shimokitazawa」プロジェクトの一環だ。 企画運営するのは、東京R不動産で知られるスピークと、編集やクリエイティブ制作を手掛ける東京ピストル。
「下北沢ケージ」は、 金網フェンスに囲まれた面積約200平米の屋外スペース。 昼間は街の広場として開放され、 夕方から夜にかけてはアクティビティやイベントが行われる空間となる。また、併設する飲食店舗「ロン・ヴァ・クァン(LỒNG VÀ QUÁN)」は、アジアの屋台酒場からインスピレーションを得たカジュアルな食堂・酒場。 夕方からは「下北沢ケージ」の一部が屋外客席となる。
そして第1回目のイベントとして、8月24日にナイトマーケットが開催される。 地元店舗を中心に、古着、レコード、本、ジュエリー等の13店舗が出店予定。
ケージによって囲われつつ、 街行く人々が様子を見ることができる空間を活かして、企業PR、食や中古品のマーケット、 アートイベント、映像・映画、パフォーマンス、 スポーツなどのイベント利用に貸し出しも行う。 地域の行政等とも連携し、 地元の住民が日常的に利用できる場所を目指す。
街のオープンスペースのあり方を問う実験的なプロジェクトとして、 2019年夏までの3年間にわたり展開される「下北沢ケージ」。都心のパブリックスペースのカルチャー的な有効活用に期待がかかる。