東急電鉄が、池上線五反田駅から大崎広小路駅間高架下に新商業施設「池上線五反田高架下」(住所:東京都品川区西五反田1-22-4 ほか)
を3月13日、開業する。新たに5つの店舗がオープンし、約230メートルにわたる高架下エリアに計13店舗が入居する。
池上線五反田高架下は、「URBAN EXPERIENCE」をコンセプトに、都会の中でも日常とは異なる体験ができるエリアを目指す。山手通りに面する路面には、自転車を切り口としたユニークなライフスタイルを提案する新業態「スタイル ビー(STYLE-B)」が出店。自転車販売、シャワーブース付の室内駐輪場やコインランドリーに加え、ドーナッツ専門店「ドーナッツプラント(DOUGHNUT PLANT)」、「旬八青果店」と連携したカフェスペースも設ける。
また、東急の高架下では初となる醸造所兼クラフトビールバー「リオ・ブルーイング・コー 東京醸造所(RIO BREWING & CO. 東京醸造所)」をはじめ、熟成黒毛和牛・一頭買いの東京Xをクラフトビールと楽しめる熟成肉のお店「ブッチャー エヌワイシー ユナイテッド(BUTCHER NYC UNITED)」、シチリアB級グルメと地中海の島ワイン専門店「ペーリ ペーリ(Tavola calda Peri Peri)」、 池袋エリアで人気のやきとん・もつやき屋「木々家(はやしや)」が軒を連ねる。
その他の既存店舗は、2012年に開業し今回外観をリニューアルする高架下横丁「五反田桜小路」の「貝々味海」、「さみしがりや酒房ささ」、「路地裏」、「東京食堂」、「東京チキン」、「みやたこです。」、「ファット BAR」との2015年にオープンした「ラーメン魁力屋」の計8店舗。今回、昭和の雰囲気ただよう横丁エリアと新店舗が融合することで、新たなコミュニティ空間が誕生する。
施設デザインは、広島・尾道の「ONOMICHI U2」などを手掛ける谷尻誠と吉田愛のサポーズデザインオフィスが、既存の五反田桜小路エリアの意匠リニューアルも含めて担当。高架橋をインテリアとして生かしたり、天井をガラス張りにして真上を走る電車を店内から眺められる店舗を作るなど、これまでの高架下のイメージに捉われない、スタイリッシュでゆったりとした居心地の良さを演出し、思わず集いたくなるような空間を創り出すという。