カリフォルニアン・メキシカン「クロニックタコス(CHRONIC TACOS)」が日本初上陸。2017年中には、都内に1号店をオープン予定だ。
クロニックタコスは2002年、カリフォルニア州オレンジカウンティのニューポートビーチに1号店をオープン。本格的で新鮮なカリフォルニアン・メキシカン料理を提供するファストカジュアル業態のメキシカンで、現在、アメリカやカナダなどに50店舗以上を展開。今後は、2017年だけでさらに15店舗を新規オープン予定。2018年までには100店舗以上に拡大する計画する。
このファストカジュアル(Fast Casual)とは、ファストフードとカジュアルレストランを掛け合わせた業態のこと。近年、健康への関心の高まりもあり、“低価格×質の高さ”を備えたハイブリッドなファストカジュアル業態がアメリカで急成長。ワシントンポストの調査によると、1999年からのファストカジュアル店の売上成長率は550%となっており、2016年にアメリカ人がファストカジュアルレストランで使った金額は310億ドル(約3兆4,685億円)ともいわれている。
また、「Made to Order(注文を受けてから調理)」することで、出来立てを提供するのも特徴の一つ。料理はフルカスタマイズ・スタイルで、豊富なトッピングの中から好みの素材を選び、自分だけのカスタマイズ・メニューを作ることができる。素材は安心安全にこだわり、“Nothing to Hide(隠すものは何もない)”をブランドコピーに掲げ、トレーサビリティの確保やオープンキッチンを徹底している。
メインコンセプトは「パワーストア」で、マニュアル超えたコミュニケーションでパワーチャージを顧客に提供するというもの。また、メキシコ伝統の祭りをモチーフにした手書きのアートを取り入れた内装は、非日常を演出する。店舗は、本国でも人気のバーカウンターを備えたタイプの店舗も計画しており、夜は気軽なメキシカンパブとして2軒目需要にも対応する。
今回、日本でのマスターフランチャイズ権を取得したK&BROTHERSは、日本初の“ファストカジュアル・カリフォルニアン・メキシカン”旋風を巻き起こすことを目指すとしている。新たなメキシカンの黒船来航。行列必至のオープンとなりそうだ。