ファッションアイコンとして幅広い女性たちから支持されている、紗羅マリー。モデル、歌手としてだけでなく、女優としても新たな一歩を踏み出し、さらなる注目を集めている。映画初出演&初ヒロインとなる話題作『ニワトリ★スター』では、幼い息子を抱えながら夜の仕事をするシングルマザー・知花月海役を熱演。そこで今回、3月17日の映画公開を記念し、F.M.J.magazineとパリ発ブランド「レノマ(renoma)」のアンダーウェアコレクション「レノマ アンダーウェア(renoma underwear)」とのバレンタインスペシャル企画が実現。本作を通じて感じた「愛について」語って頂いた。
PROFILE:紗羅マリー_女優・ファッションモデル。1986年12月12日生まれ。13歳の時からモデルとして活動を始め、女性ファッション誌を中心に活躍。現在も多くのファッション誌に出演するほか、数々のファッションショーにも出演し、その人気は国内にとどまらず、台湾や香港、北京をはじめとするアジアでのショーやイベントにも出演。2017年は、ブロードウェイミュージカル「RENT」に舞台初出演、2018年3月17日公開の映画『ニワトリ★スター』ヒロイン役初出演を果たすなど、女優としても活躍の幅を広げている。
女優デビューで感じた責任とプレッシャー
── まずは、演技に初挑戦してみていかがでしたか?
何が正解かわからないままの毎日でしたけど、演技をしたことのない私を使ってくれたということに対する責任を果たすためにも、みんなが思っている以上のことをやらなきゃいけないなという感じでした。初めての作品にも関わらず、これだけしっかりとした世界観のなかで面白い役をやらせていただけたのはありがたいことだと思います。
── 最初に脚本を読んだときの感想は?
台本が出来上がってきて、「ほんとに出演するんだな」というのを実感したんですけど、そのときはプレッシャーと不安しかなかったです(笑)。しかも、生ぬるい環境で育ってきた役ではなかったので、何の光もない暗い場所にいるような感じでした。
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── そのなかでどうやって撮影を乗り越えましたか?
それは監督の笑顔しかないですね。というのも、監督は「OK」という言葉のニュアンスがわかりやすい人なので、テンション高めなら本当にOKだし、そうじゃないと「もう一回やりますか?」みたいな感じ。そんな風に、監督のOKがすべてだったので、不安になっては、監督を信じて乗り越えていくということの繰り返しでした。
── モデルや歌手としての表現とは違って、自分以外の人間を表現するということへの戸惑いはありましたか?
とにかくすべてが難しかったです。演技のやり方も何もわからなかったので、まずは自分と向き合うしかなかったですね。
心のなかを全部ぶちまけて挑んだ
── 成田凌さん演じる楽人が思いを寄せる女性ということもあり、成田さんとのシーンが一番多かったですが、共演した印象は?
成田くんはすべてが自然。その役の人が本当にそこにいるような感じでした。
── 撮影前には、成田さんと監督と3人でワークショップも行ったそうですが、どのようなことをされたのですか?
監督からは、成田くんに自分の人生のすべてを話すように言われたんです。それで、成田くんと2時間くらい手をつないで、目を見ながら、誰にも言えないようなことを全部話しました。ただ、そういうことでもしないとこの作品は作れなかったんじゃないかなと思いますし、何でも知ってる相手がいるということはすごく心強かったです。だから、成田くんとは今回初めて会ったのに、結婚している相手みたいなとても不思議な感覚になりました(笑)。
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── 主人公である草太を演じた井浦新さんとの共演はいかがでしたか?
新くんはとても頼もしく、全体をずっと見守り、どしっと構えててくれたので、本当に安心できました。
── そんな風に、新しい挑戦を続けられる原動力は何ですか?
まずは「欲」ですね。あと、知らないことはひとつでも少ない方がいいということと、自分のなかでここまでしかできないと決めつけるのが好きではないんです。10代の頃は、「自分に演技は向いていない」と思っていたんですけど、子どもを産んで30歳を超えたら、自分の可能性を自分で潰す必要はないし、欲深くてもやれるものは全部やりたいという気持ちになりました。いまは、死ぬときに人よりもひとつでも多くいろんなものを知っていたいという感じですね。
── 2017年には、「RENT」でミュージカルにも挑戦されましたが、今後は女優としての活動にもさらに力を入れていきたいですか?
ステキな出会いがあれば、ぜひやりたいですね。ただ、演技に関してはまだまだひよっこでもないたまごの状態なので、そこをもう少し見える形にしていけたらいいなとは思っています。
愛に対して希望を持てるようになった
── 時期的にバレンタインデー直前ということもあり、今回のテーマはずばり「愛」。本作でもさまざまな形の愛が描かれていますが、この作品に関わったことで愛に対する考え方に変化はありましたか?
愛というのはすぐに形を変えてしまうので、もともとあまり得意ではなかったんですけど、『ニワトリ★スター』に関わって、楽人という男の子に出会ったことで、死ぬまで変わらない愛を持った人間が存在するんだということを初めて知りました。それまでは、愛に対して少しひねくれていた部分もあったかもしれないですけど、いまは希望を持ったことで楽になった気がしています。
Tシャツ ¥14,040/JieDa × renoma PARIS ショートボクサーパンツ ¥3,780/renoma underwear(アントリム 03-5466-1662) サンダル ¥3,996/Freedom moses(シャルヴィ・シャリテ 03-6452-5223)
── バレンタインデーにギフトを贈ることはありますか?
毎年、旦那さんにはチョコを作ってます。あとは、当日に仕事があれば、会う人たちの分も作って渡していますけど、そこでみんなに喜んでもらえるのが実は一番うれしかったりしますね。仕事がお休みだったら、今年は旦那さんと子どもにマフィンでも作ろうかな。
── ちなみに、最近ではアンダーウェアのプレゼントも人気ですが、贈ったことはありますか?
まだあげたことはないんですけど、下着をプレゼントするって、ちょっとエロくていいですよね(笑)。旦那さんは白が好きなので、白のボクサーパンツをあげたいなと今回思いました。
── では最後に、F.M.J.magazineは、“FEEL-GOOD THINGS for YOU!”をテーマとしているのですが、紗羅マリーさんにとってのFEEL-GOOD THINGSを教えてください。
私にとって心地いいのは、ちょっとした無駄な空間。ごちゃごちゃする場所も好きなんですけど、「そこ何のためにあるの?」みたいな場所が結構落ち着いたりします。あとは、ピンナップや本を集めているので、そういうのを1人のときに作業部屋でゆっくり読んだり、次の服のアイディアを考えたりするのも、贅沢なリラックスの時間として大切ですね。
今回着用して頂いた「レノマ アンダーウェア」について…
ボクサーパンツ 各¥3,780/renoma underwear(アントリム 03-5466-1662)
今回、紗羅マリーさんが着用したアンダーウェアコレクション「レノマ アンダーウェア」は、ルームウェアとして女性にも人気のアンダーウェアです。バレンタインデー間近ということで、男性へのギフトにしたい1枚を紗羅マリーさんに選んで頂きました。紗羅マリーさんの一押しは旦那様をイメージした「ベーシック アクティブ ボクサー」のホワイト。パッケージ入りなのでそのまま気軽にプレゼントできるのもポイントです。
renoma underwear POP-UP STORE AT UNITED ARROWS
開催期間:2018年2月1日(木)〜2月14日(水)
開催店舗:ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店、ユナイテッドアローズオンラインストア
住所:東京都港区六本木6-10-3 六本木ヒルズ ウェストウォーク 2F-3F
営業時間:11:00〜21:00
TEL:03-5772-5501(メンズ)
INFO
公式サイト http://renomaunderwear.jp
公式オンラインストア https://www.magaseek.com/shop/top/sh_ICUREN-tr_s
公式Instagram @renoma_underwear
映画『ニワトリ★スター』
東京の片隅にある奇妙なアパートで自堕落な共同生活を送っていた草太と楽人。深夜のバーでアルバイトをしている傍ら大麻の密売をする草太と自由気ままで破天荒な楽人は、人生の目標もなく、だらだらと日々を過ごしていた。そんな2人の周りにいるのは、覚せい剤の依存症に苦しむシングルマザーの月海や街の不良を裏で操っているヤクザなど、一癖も二癖もある人々。ついに、草太と楽人は予測不能な事態へと巻き込まれていくことに……。
出演:井浦新、成田凌、紗羅マリー、阿部亮平、LiLiCo、津田寛治、奥田瑛二
監督:かなた狼
制作:ウィルコ
製作:GUM、GUM WORLD
配給・宣伝:マジックアワー
(C)Gentle Underground Monkey
2018年3月17日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
映画公式サイト http://niwatoristar.com/
PHOTO: HIDEYUKI SETA
HAIR&MAKE-UP: TORI.
TEXT : MASAMI SHIMURA
EDIT: F.M.J. magazine
SPECIAL THANKS: MOXY Tokyo Kinshicho