新ライフスタイルホテル「葉山 うみのホテル」が7月24日、神奈川・葉山の森戸海岸沿いに開業した。
手がけるのは、不動産事業からスタートし、ホテルや飲食、介護、旅行、保育と幅広い事業を展開するるS.H.ホールディングスのグループ会社、シマダハウス。同ホテルは、以前より街のシンボルとして親しまれてきたアサヒビールの研修施設を、ホテル・ゲストハウス・カフェの複合施設へコンバージョンしたもので、同社グループとして7施設目の開業となる。
アクセスは都心から車で約1時間、海と山に囲まれた自然豊かな葉山の森戸海岸沿いに位置する。近くには葉山マリーナや日影茶屋があり、御用邸のお膝元、文人も愛した海は、今も人々を惹きつけていることでも知られる。同ホテルからは森戸海岸や江ノ島、晴れ渡る日には天城山脈など伊豆半島の山々、遠く富士山まで眺めることができる。
1階にはレセプション、ロビーラウンジ、サンドバー(カフェバー)、バンクルーム(ゲストハウス)、うみテラスを設置。5階にはスイートルームを含めた個性豊かな客室を20室、6階ではホライズン温泉が楽しめるようになっている。ホテルにいながらも、どこにいても海を感じ、海とつながる心地よさが体感出来るだけでなく、宿泊者と地域の人々が集まり交差する場所としての役割も果たす。
館内には海や葉山に魅せられたアーティストの作品が同ホテルを彩る。宿泊者だけではなく、カフェバーに訪れる人々が思い思いの時間を過ごせるよう、靴を脱いでくつろげる小上がりスペースも用意。
ロゴデザインは、「umi」という文字と「波のかたち」にも見えるようにデザインされ、アルファベットの筆記体をホテルの前に広がる水平線に見立てている。左右自在に伸びるラインは水平線を意味すると共に、同ホテルを通じて訪れる人と人、人と海・自然・街がつながるイメージも内包している。
1階のサンドバーは、干潮時にだけ姿を現す幻のビーチのことを称することから由来。大きな窓から光が差し込む、レセプションとラウンジを兼ねた吹抜けの開放的な空間となっている。葉山の海岸で拾いあつめた流木や、石、砂、麻などの自然のオブジェや、シャビーな色調で統一されたインテリア。明るくやさしい雰囲気につつまれゆったりとくつろぐことができる。同ホテルオリジナルブレンドコーヒーやクラフトビール、旬の新鮮な三浦野菜を使ったこだわりの料理が楽しめるようになっている。
また、バンクルーム(1階)は深海をイメージしたコンパクトなカプセルタイプの客室。幅120cmの広めのベットサイズで快適に過ごすことが出来る。共用の水廻り、各種アメニティに加え、収納やラック、貴重品が収納できるセキュリティーボックスなどの機能性も充実し、女性専用スペースも完備。ホライズン温泉(6階)もシャワーブースも利用可能な使い勝手のよいゲストハウスとなっている。
5階には全20室のホテル客室を用意。ひきこまれるような水平線をずっと眺めていたくなる、大きな窓のスイートルームや、海に面した畳のあるタタミスーペリア。天井高3m、開放感あるオーシャンスーペリア、ダブルサイズベッドを配置したコンパクトな客室まで、滞在期間や目的にあわせて過ごすことが出来る5タイプを用意。全部屋には海にまつわるインテリアやアートを設えている。
ホライズン温泉(6階)は最上階に位置し、目の前に広がる海を望むことが出来る。天然鉱石である光明石を使用した人工温泉であり、大浴場「Enoshima」と小浴場「Morito」を用意。水平線へゆっくりと太陽が沈み茜色に染まっていく夕暮れ時の美しさは圧巻であり、葉山の絶景と温泉という癒しの空間を楽しむことが出来る。
葉山うみのホテル
所在地:神奈川県三浦郡葉山町堀内251-1
アクセス:JR横須賀線「逗子」駅より車で7分、バスで約10分(京急バス清浄寺バス停下車)
客室構成:ホテル20室(ダブル14室、和室4室、ツイン1室、スイート1室/13.75平米~47.4平米)、 Bunk room(ゲストハウス)41室/女性専用17室、混合24室/4平米)
フロア構成:1階、5〜6階